Appleが2021年モデルとしてリリースを予定すると噂のApple Watch 7は、製造品質に問題を抱えており、発表あるいは発売のいずれかが遅れるとの情報が報じられている。
この情報は、Appleに強いBloombergのMark Gurman氏のほかに、Nikkei Asiaも取り上げていたが、BloombergのGurman氏は、Nikkei Asiaが報じた内容の一部を私的なTwitterを利用して遠回しに指摘した。
Nikkei Asiaによる情報は、次期型のApple Watch 7に血圧の測定機能が搭載され、それが故に生産の問題を抱えて遅延が発生していると伝えていた。
しかし、Gurman氏は、2021年モデルのApple Watchが、血圧測定機能を有している可能性はゼロであると、Twitterのリプライ機能を利用して公に伝えた。
Nikkei Asia says blood pressure sensor. Any comment on that?
— Steven (@sostevensays)
Appleは、イギリスのベンチャー企業であるRockley社を取引先として、新たなApple Watchの開発を進めているともいわれている。このRockley社が得意とするセンサーは、血圧、水分、アルコール乳酸、グルコースなど、複数の相対をモニタリングするセンサーの開発である。
2022年モデルとして登場予定のApple Watch 8には、血糖値のモニタリング機構が搭載される可能性も出てきており、血圧測定機能の追加は、遅かれ早かれ実装されることは確立として高いものとなる。
製造の品質問題で遅延が発生している2021年モデルのApple Watchは、どの部分に品質の問題を抱えているのか、現時点では不明である。
可能性として大きいのではないかと考えられる部分は、新しく取り入れられた内部構造。2021年モデルのApple Watchには、内部に大きな変更が加えられて、より無駄な部分を抑える両面基板(SiP) が採用されるとの情報があり、両面を利用した基板が、Watch本体に干渉するなどの影響を与えている可能性がある。
そのほかには、刷新したデザインとして、iPhone 12やiPad Proに採用のフラットエッジデザインが原因の品質問題を抱えている可能性も否めない。
Via: MacRumors