Appleは、近い将来リリースする予定のApple Watchに、体内の水分量を管理するセンサーの搭載を目論んでいる可能性がある。
2021年8月17日、Appleは「時計による水分補給の測定」に関する特許を取得した。
米国特許商標庁が公開した特許の概要欄には、下記の内容が示されている。
腕時計などのウェアラブル電子機器によって提供することができる水分測定機能は、ユーザーが簡単に水分補給を追跡できるようにする。腕時計は、装着したユーザーがかく1つ以上の汗から電気的特性を受け取り、測定するように配置することができる。時計には、汗の電気的特性を測定するための電極が設けられている。電気伝導度などの電気的特性は、汗に含まれる電解質の濃度を表すことができ、その結果からユーザーの水分補給レベルを表すことができる。水分補給のトラッキングは、非侵襲的に自動で繰り返し行われ、ユーザーの介入は最小限に行うことができる。ユーザーは、測定値を有用なフィードバックや健康追跡情報を提供するために使用することができ、水分補給と健康全般をより良く管理することができる。
Appleによると、従来一般的に使用されてきた水分量の測定は、液体サンプルを使用した使いテストが一般的で、この測定方法は高価にも関わらず信頼性が低いようだ。
この特許を用いた技術が、Apple Watchへ確実に実装されるかについては定かではない。しかし、Appleは、Apple Watchに健康全般のセンサーを搭載するべく、様々なセンサーの搭載や開発を行っており、水分量に関するセンサーの搭載も無いとは言い切れない。
次期型のApple Watchは、刷新されたデザインやバッテリーの大型化がメインの変更点となりそうだが、今後効率化が図られるシステムの仕様次第ではWatch内部に余裕が生まれる可能性があり、水分量を測定するセンサー搭載も容易になるのかもしれない。