Appleが2021年6月に開始したApple Musicの高音質化、ロスレスオーディオとDolby Atmos。この世界最高レベルの音質を3ヶ月間使用したパケット通信量に注目した。
前回、Apple Musicのストリーミング配信の音源をiPhoneの設定から変更し、設定値を最高品質に変更した。そして、その状態でWi-Fiを使用しない状況を作り、1ヶ月間のパケットを確認した。その時の内容は、ページ下部にリンクを貼っているので確認していただければと思う。
今回は、前回に引き続き、ドコモやau、ソフトバンクといったキャリア回線を利用したパケット通信量の確認となるが、その通信に併せてWi-Fi設備が整っている環境下ではWi-Fi通信を併用した。自宅などでWi-Fiに接続し、キャリア回線のパケットを節約(ギガを節約) した場合と、Wi-Fiを利用しない場合の比較にご確認いただければと思う。
ただし、今回に至っては、15日目でテストを終了している。その理由は、想像以上のパケットが発生したためである。
前回と同様の注意点になるが、Apple Musicのみの通信で発生したデータ量はお見せしない。この理由については、音楽ファイルによってファイルサイズが異なったり、毎月同じように使用したりと気を遣っても総再生数に誤差が生じるためである。
検証期間中、キャリア回線を利用した主なパケット通信は、外出中のApple Music再生のみである。正確に伝えると、LINEなどでのやり取りも多少は含むが、これらはテキストのみの通信で、通信量に換算しても極わずかな値となる。そのため、誤差の範囲として、ほぼほぼApple Musicのパケットとみて問題ないはずである。
外出時にApple Musicを利用した環境は、午前中のウォーキングに30分、自動車での移動時に一日平均1時間、合計で一日あたり1時間30分の間、Apple Musicで音楽を再生している。もちろん、移動時間は日によって異なるため、スケジュールを確認して若干時間の修正を行い記載した。
8月16日の午前中に確認したパケット通信量は、17.19GBである。16日に日付が変わってからは、常にWi-Fi環境にいたため、実質的に15日間のパケット通信量となる。なお、5月6月7月のパケット通信は、前回説明しているので、下記のリンクからご確認をお願いしたい。
1ヶ月を28日と計算した場合、ひと月にかかるパケット通信量は32.09GBとなる。
Wi−Fiを併用してキャリア回線のパケット使用料を節約した状態で32GB必要であれば、自宅以外の環境下では無駄にWi−Fiに接続する必要性もあまり感じられないように思う。
この測定で出た結果は、私が使用したデータ通信のため、ほかのユーザーが使用した場合には異なる結果が出るはずである。
もし、キャリア回線のパケットを極端に節約したいのであれば、モバイルルーターなどを利用することも検討してはいかがだろう。