Appleは、2022年に発表の新しいデバイスに、2020年に登場の5nmよりも繊細な3nmチップを搭載する可能性がある。
Nikkei Asiaが報じた内容によると、AppleとIntelは、TSMCの3nm生産技術を使用してチップのテストを行っており、市販品への搭載は来年後半に開始される予定。
情報筋によると、3nmのチップを初搭載するデバイスは、AppleのiPadが有力で、2022年モデルのiPhoneには5nmと3nmの中間に位置する4nmが採用される可能性がある。
Appleは、これまで登場のデバイスに、新しいチップを採用する際、その切っ掛けをiPhoneに与えていた。しかし、このサイクルが変わり始めたようだ。
2020年、コロナウイルスによるパンデミックの影響で、デバイスの開発や製造に影響が出た。このことが影響しているのか、それともマーケティング戦略としてなのかは不明だが、本来であればiPhoneから始まる新型チップの搭載は、2020年にiPadが先陣を切って搭載するようになった。
5nmチップを一番初めに搭載したモデルは、2020年に登場したiPad Air 4である。新しく登場した新型のチップは、それまでのチップよりも性能を向上させたことを見せつけ、後に登場するiPhone 12シリーズにも採用された。
MacRumorsによると、新しい3nmチップを初搭載するモデルは、2022年に登場予定のiPad Proになる可能性が高い。この可能性が正しければ、iPad Airへ搭載されるチップは、iPhoneへ搭載が見込まれる4nmチップが採用されそうだ。
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