Appleへ製品の問い合わせをする際に、シリアル番号を入力したところ「シリアル番号が無効です。」という案内を受けてしまった。
アップルでは製品登録を行う際やサポートへ問い合わせをする時に、個々の製品に付けられている製造番号(シリアル番号) が必要だ。
このシリアル番号が無効だと言われてしまった場合、一体どうすればいいのかを説明したいと思う。「どうせシリアル番号の入力ミスだろう」とお思いかもしれないが、担当をしてくださったサポーターも経験したことがなかった珍事が起きてしまった。
今回 私に起きた事例は、Apple Magic Mouse2を衝動買いしたことが発端だ。アップルストア(公式Webストア) で購入したマジックマウス2の台座が平行に着けられておらず、触るとカタカタと不安定な状態になっていた。
Appleのカスタマーサポートへ電話で問い合わせをするには、まずシリアル番号の入力をするか、先に製品登録されているデバイスを選択した上で、具体的な症状を入力する必要がある。これは膨大な量を取り扱うアップルのサポート処理を円滑に行い、すべての方の待ち時間を短縮する狙いがありそうだ。
それを知っていた私は、この件に関してアップルのカスタマーサポートへ電話で問い合わせをする際、Webサイトにシリアル番号の入力し、次へ進もうとしたところ「“シリアル番号が無効” です。」というような内容が表示されて先に進むことができなかった。
いつもなら平然とディスプレイのスクリーンショットを撮るのだが、あまりにも突拍子もないトラブルに見舞われ、それすらも忘れてしまった。
シリアル番号は、箱と本体の両方に記載されており、そのシリアル番号は必ず対(つい) だ。両方が同じ事を知りつつも 幾度となくシリアル番号の入力を行ってみたが、全て無効となり途方に暮れていた。
仕方なく先に登録をしていた別の製品に関連付けをする形(こじつけ) を取ることで問い合わせをする事に成功したのだが、一体何が起こったのかをカスタマーに尋ねたところ次の回答をもらうことができた。
何が起きたのか
今回ご対応をいただいたアップルカスタマー担当のお姉さんは、「こんな事は初めての経験です。特殊なケースで、書類上のミスです。」とのことだった。
普段なら平然とした態度で淡々とクレームを言うところだが、このご対応をいただいたお姉さん、とても声色が美しく、ウィットの効いた返しが なんとも軽快で心地よく癒やされてしまったため一切クレームを言うこともなく…。アップルはずるい。私たちの嗜好を心得ている。
今回のように特殊なケースの場合、発行される問い合わせ番号は10桁となり、その先頭の文字はアルファベットが使用されるようだ。ただし、その問い合わせ番号では、次回に同件で問い合わせをした場合に話が通じないことがあるそうで、数字のみで構成された12桁の問い合わせ番号も教えてくれた。
シリアル番号が無効の場合にとるべき方法
では、アップルの製品に負荷されているシリアル番号が通らない場合、どうやって問い合わせをすればいいのか。
実はアップルには、シリアル暗号を入力せずとも繋がる電話番号が存在する。あたかも最初から知っていたかのように書いてしまったが、ウィットの効いたお姉さんに教えてもらった電話番号だ。
AppleCareサポート (カスタマーサポート)
0120-277-535
電話番号はフリーダイヤルとなっており、通話料はかからない。相談内容によっては、相談料金などが発生する場合はあるが、その場合は「この相談は有料となります。」と先に伝えもらえるので、二の足を踏まずに遠慮なく電話して構わないだろう。
このAppleCareサポートのオペレーターには男性も在籍している。問い合わせの内容により繋がるオペレーターが異なるのか、Mac本体に関しては よく男性が応対してくれることがあり、iPhoneやマジックマウスなどのMac付属品に関しては女性が応対してくれるように感じる。呉々も女性が応対してくれる安心感を求めて無駄に電話をする事はご遠慮いただきたい。
アップルなどの大手は膨大な量の問い合わせを捌いている。いくら直通の電話番号があったとしても、その製品のシリアル番号が分かり そのシリアル番号にトラブルを抱えていない場合は、アップルのサポートページからシリアル番号と症状を入力して、なし得る限りサポートの無駄を省く協力をしたいものだ。
また、問い合わせをする前に同じような事例がないのか、それに関してもQ&Aで調べることを心がけたい。