Appleが、早ければ4月中にも発表すると噂のiPad Proの生産に問題が発生しているようだ。
製造に問題を抱えている部分は、新たに導入される新型のディスプレイ技術。
2021年モデルのiPad Proには、Mini LEDを採用したディスプレイパネルが搭載される予定だが、その製造に問題が起きているようである。
問題は、歩留まり率の悪さ。歩留まりとは、期待されている生産数のことを指す用語で、一般的には原材料から予測されている生産数に対して、実際に生産された生産数の比率を指す。
Bloombergが匿名の関係者から得た情報によると、Mini LEDの製造を担う1社が、生産数の悪さから製造を停止せざるを得なくなったと伝えている。
生産が停止した製造会社には、少なくとも1社という表現が用いられており、複数の製造がストップしている可能性もある。
AppleからMini LEDの製造を任せられているサプライヤーは、判明しているだけで4社のようだ。
Mini LEDを採用したディスプレイは、これまでのディスプレイよりもコントラストの向上や、高輝度に貢献するものである。
iPad Proは、大きいサイズと小さいサイズの2種類が発売されると言われているが、Mini LEDを搭載するモデルは12.9インチの大きいモデル。
そのため、もし発売後に出荷の遅延が発生するのであれば、12.9インチのみの供給が遅れる可能性がある。
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