Appleは、近い将来リリースを予定するiPadに、これまでとは異なる材質を使用することを計画しているようだ。
DigiTimesによると、Appleは、iPadのボディにチタンの採用を検討している。合金製のシャシーをチタンに変更することで、これまでの剛性を保ちながら従来よりも軽量なデバイスに仕上げることが可能となる。
ただし、Appleが2021年に発売を計画するiPadに関しては、チタン製のボディは見込めず、2022年以降のモデルに採用となるようだ。
2021年モデルとして登場予定のiPadには、PVD加工が施されたアルミニウム合金のシャシーが採用されると報じられている。PVDとは、物理蒸着を意味する略称で、iPadのボディは薄膜が形成された表面になる。
第9世代となる2021年の新型モデルは、デザイン面で大きな変更は見込めないが、関係者によると出荷台数は約6,000万台増につながる。
2022年以降のiPadに採用との情報のチタンに関しては、同年のiPhoneにも採用との情報があり、末尾にProの文字がつくハイエンドモデルにチタン製のボディが採用される可能性がある。
なお、Appleは、チタン素材のデメリットを克服するために、金属表面の酸化コーティングという特許を取得しており、材質の変更はiPhoneやiPadのみならず、Macへも採用されていく可能性が高い。
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Appleが2022年モデルとして準備を進めているiPhoneは、これまでとは異なる材質に身をまとい登場する可能性がある。 JP Morgan Chaseの投資家向けレポートによると、iPhoneの新しいボディにはチタン合金が採用される。
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