Appleは、次期型MacBook Pro 16のTouch Barに、圧力を検知するTouch Barを採用する可能性がある。
2020年11月26日、Appleは「フォースセンサーとコプレーナディスプレイ」に関する特許を取得した。
米国特許商標庁が公開した特許の概要欄には以下の内容が記載されている。
本明細書に記載される実施形態は、基本的に一次ディスプレイおよび二次ディスプレイを含む電子デバイスの形態を取り、二次ディスプレイはフォースセンサーを有することで力覚的(敏感) に反応する。二次ディスプレイおよびフォースセンサーは、フリットによって互いに結合されたガラス層の間に封入され得る場合がある。いくつかの実施形態では、力覚回路はフリットから形成されているか、またはフリットの一部を構成している。
Touch Barは、MacBook Proに搭載されてから既に4年の歳月が流れた。これまでに、あまり大きな進化を遂げていない装備は、そろそろ改修の時期を迎えている。
元々ファンクションキーが配置されている部分をディスプレイに切り替えたことで、様々な機能を視覚的に操作可能としたTouch Bar。様々なボタンや情報が、その時々で切り替えるという大きなメリットを具現化したものである。
しかし、この先進の装備は、当初から賛否両論があり、それらは今日も議論の続く課題でもある。その理由が、視覚に頼るユーザーと、指の感覚に頼るユーザーの違いである。
従来まで呼び出すことが困難だった機能を視覚で捉えることにより、これまでよりも多くの機能を使用することができるようになった。そう評価する人もいれば、指の感覚を頼りにキーボードのショートカット機能をフルに活用していた人からは評判が悪く、Appによって変わるボタンが厄介だと感じる人もいるのである。
感圧タッチを採用することで、Touch Barの機能としては大きな進歩を遂げる可能性はあるが、従来通りのファンクションキーを希望するユーザーにとって、この進化はどのように作用するのか、非常に興味をそそられる部分である。
Appleは、Appleシリコンを搭載した次期MacBook Proに、超薄型ベゼルを採用してリリースする可能性や、スリープ状態のまま使用することを想定したmacOSを搭載することも見込まれている。