セミを捕りに近くに神社へ遊びに行ったところ、セミの幼虫が羽化をして成虫となるために、一生懸命 木を登るところに出くわした。
夏になると、幼虫の抜け殻を見たり、セミを見ることはあったりするが、羽化する前の幼虫を見ることは珍しく、今まで見たことがないという人も多いのではないだろうか。
今回、私的に訪れた場所で動画に収めることができた。プライベートで訪れた場所のため、元々紹介するつもりもなく、YouTubeにアップする予定はさらさらなかったが、見ているうちになんだか愛らしく見えてきたため公開することを決めた。
セミの幼虫を捉えた動画
撮影した動画は、かなりの短編となるが、昆虫好きのお子さんは喜んでいただけるのではないだろうか。
普段の生活では出くわすことが難しい場面、ご興味があれば大人の方や蝉の観察をなさる学生さんも 是非ご覧いただければと思う。
虫が苦手な人は要注意。編集の都合上、幼虫がかなり大きく映った動画となる。サムネイルは穏やかなものにしているが、リアルに動く幼虫は、なんというかリアルである。
セミが羽化をする日
セミの羽化を調べていたところ、15時以降に見られる光景であることが分かった。
撮影日は、7月末、16時。予報では雨が降るとされ、100キロくらい先の街に目をやると、空が厚い雲に覆われた日だった。風は4mくらいで、空が荒れ始める間際のような天候となる。
夕方、同じような条件下の日に、樹皮が薄い、あるいは樹皮は堅そうだ若い木を見上げると、もしかすると同じような場面に出くわすかもしれない。
セミの羽化を観察するのに必要な物
セミの幼虫を観察して、最終的に羽化する瞬間を見届けるには、そこそこ大きな脚立か、あるいは双眼鏡が必要であることが分かった。
今回、羽化するために登るセミの幼虫を観察することはできたが、羽化する瞬間は、残念ながらカメラに収めることができなかった。
プライベートで訪れた場所だったが、たまたま仕事用の撮影機材を車に乗せて移動していたため、珍しい出来事にワクワクしながら車へ脚立を取りに行ったが、セミさん、観察されていることに恐怖心があったのか4m、5mと上に登っていき、最終的には目の届かないところで羽化を始めてしまった。3mまではキャパがあったが、本当に残念でならない。
もし観察を目的に幼虫を探すのであれば、必ず脚立を持ち歩くことをお奨めする。ただ、安定性の悪い足場へ探しに行く場合は危険なため、脚立ではなく双眼鏡程度にとどめて置いた方がいい。
また、木へ立てかけて使用するようなハシゴは、木に悪影響を与える恐れが大きいため使用してはいけない。
脚立、双眼鏡ともに、安全に配慮し、足場のいいところから観察することに、くれぐれも注意したい。