未発表のAirPods 3、早くも偽物が流通「安くても買わない方がいい理由」


未発表のAirPods 3、早くも偽物が流通「安くても買わない方がいい理由」

Appleが年内に発表するのではないかと噂のAirPods 第3世代が、Appleの発表前に早くも流通しているようだ。

ただし、流通しているデバイスは、Appleがリリースした本物ではなく、情報を元に製造された模造品である。

DuanRui氏(Twitter: @duanrui1205) によって共有された複数の動画には、AirPods Proのような被写体が映し出されており、ぱっと見はProを映したものではないのかと見間違えるほどである。情報元は、中国向けのTikTok “抖音” である。

しかし、その被写体をよく観察していくと、AirPods Proの特徴として必要な部分が欠けており違和感が残る。

違和感として残る見た目に欠けた部分は、密閉型のイヤホンには必ず必要な存在。アクティブノイズキャンセリング機構を備えたAirPods Proには、耳へ装着時の密閉性を確保するためにシリコンのイヤーピースを採用しているが、映像に映るそのものにはイヤーピースの存在を確認することができない。

イヤホン単体を見たときには、どちらかというとスタンダードモデルのAirPodsのような印象を受ける理由は、密閉を可能にする部品の欠落である。

次期型として登場予定のAirPods 第3世代は、AirPods Proのようなデザインとして登場するといわれている。しかし、似ている部分は外観のデザインのみで、機能面での仕様はスタンダードモデルとして妥当な標準的なものである。

次期型のAirPods 3は、AirPods Proとの住み分けを考慮したのか、AirPods Proに採用のアクティブノイズキャンセリング機構は省かれており、機能面ではAirPods 2と同様になるといわれている。音のデータを処理する部分に関しても革新的な変化は起きず、引き続きH1ヘッドホンチップが採用されると予測されている。

偽物として登場したAirPods 3(偽) を購入するに当たり注意したい点は、偽物は所詮偽物であるという点である。Apple純正よりも遙かに安く販売される模造品は、コスト面では非常に優れた存在であるが、安全性や品質に問題があり、万が一の際にもAppleのような保証を受けることはできない。

まだそのイヤホンが壊れて動かなくなるだけならいいが、バッテリーから出火し爆発でもしたらと考えると恐ろしい。その様なことが装着時に起きてしまえば、最低でも鼓膜は破れ、下手すれば即死する危険性さえ潜んでいる。

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