Appleが2021年モデルとして発表を見込まれるiPhoneの製造が、リリースに向けて動き出したようだ。
製造に動きが見られたのは処理装置で、デバイスの要となる部分である。DigiTimesは、Appleへ処理装置の提供を担うサプライヤーが、iPhone 13用のチップ生産を正式に開始したと報じた。
2021年モデルのiPhoneに搭載が見込まれている処理装置は、A15 Bionicチップ。
A15チップは、2020年モデルのiPhone 12シリーズや、同年リリースのiPad Air 4に採用されたA14チップをアップグレードしたモデルで、A14チップと同様のプロセスを経て製造が行われる見込みである。
アップグレードが施されて登場のA15チップは、A14チップを基準に全体的なパフォーマンスの底上げがなされる見込みで、処理の更なる高速化と省電力化が進むと推測されている。
iPhone 13シリーズは、iPhone 12シリーズと同様のラインナップで登場するといわれている。そして、その中でもハイエンドに当たるiPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxについては、より滑らかな映像の提供が可能となるLTPOディスプレイの採用など、多くのアップデートが施される可能性がある。
新たなディスプレイの採用で、これまでには実現が現実的ではなかったシステム設計が可能になり、たとえば、Apple Watchのようにディスプレイを常時点灯させることで、時計や通知などが常に把握できる状態を作り出せる可能性もある。
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Via: MacRumors