Appleは、AirPodsに新しいファームウェアを公開した。ファームウェアは、そのデバイスの制御を担うシステム部分である。
ファームウェアが更新されたAirPodsのモデルは、AirPodsの第2世代とAirPods Proのファームウェア。新しいファームウェアのビルド番号は3E751となる。
これまでの最新だったビルド番号は3A283。2019年3月にAirPods Proが登場して以来、これで6回目のアップデートとなるAirPodsのファームウェアは、その都度改良が加えられてはいるが、改修された内容については大きく取り上げられない。
今回登場した3E751に関してもAppleは詳細を明らかにしていない。
iOSやmacOSのアップデートを元に、更新されたAirPodsファームウェアの詳細を考察すると、もしかすると自動切り替えの問題が修正されている可能性がある。
たとえば、iPhoneとMacにAirPodsを登録していると、現状で使用しているデバイスにイヤホンの接続が自動で切り替えられる。ユーザーが接続先を主導で切り替える手間をなくした機能は、まだ熟成されておらず、複数の小さな問題を抱えている。この問題に対して、Appleは少なからず改善を施している可能性がある。
AirPodsのアップデートは、iPhoneとAirPodsが連携して自動で行うため、ユーザーが手動で行う必要はない。むしろ手動で行う術はない。iPhoneに接続したAirPodsの充電が開始されると、ファームウェアのアップデートが自動で開始される。
AirPodsのバージョンを確認するには、AirPodsを接続しているiPhoneを開く。耳に装着したままでも構わないし、もし装着していないのであれば ホーム画面を開いたiPhoneの近くでケースの蓋を開く。そして、「設定 > 一般 > 情報」を開き、最下部に表示されているAirPodsProの文字をタップする。