Apple、2021年モデルのiPhone 13など「市場大混乱につき、発売予定が遅延の可能性」


Apple、2021年モデルのiPhone 13など「市場大混乱につき、発売予定が遅延の可能性」

世界的なチップ不足の影響が、Appleにも押し寄せる可能性がある。

Nikkei Asiaによると、AppleのサプライヤーであるFoxconnが、世界的に深刻なチップ不足の影響を受け始めた。

このチップ不足の引き金は、いうまでもなく新型コロナウイルス。パンデミックにより生産に影響が出たことが最初の発端。そして、それに追い打ちを掛ける形で、テキサス州に舞い降りた冬の大寒波が、火に油を注ぐ形でテキサスの生産ラインをストップさせた。

ストップしたテキサスの工場は、前回伝えているのでそちらをご確認いただければと思う。

影響を与える事態はこれだけに留まらず、コロナウイルスによる自粛や在宅ワークなどが影響し、ホーム家電の需要が急増した。良くも悪くもこの事態は、家電メーカーがチップを買い占めるという事態を引き起こし、そのお陰でチップを生産するメーカーの能力を超え、チップの価格は急上昇している。

日本では、自粛や時短の協力ばかりがうわごとのように囁かれているが、世界を見ると現在進行形で信じられないような事態が起きている。バランスが崩れる恐ろしさは計り知れない。

Nikkeiが取り上げたFoxconnの動向では、Appleという1つの会社に対して影響が出るとは伝えていないが、この状況が続けばAppleのデバイスにも少なからず影響は出るはずである。生活に欠かすことができないAppleのデバイス、とくに9月の発売を見込むiPhoneは、影響を受けずに発売されるのだろうか。

Foxconnの会長Young Liu氏は、決算会議の場で、四半期前半の2ヶ月間は問題なかったが、今月に入ってから状態が急変し始めたと伝えている。

世界的に収まる気配を見せないコロナウイルスによる影響は、Foxconnの利益をジワリジワリと減らす原因で、推定利益は前年の2019年度508.9億台湾ドルから459.7億台湾ドルへ落ち込み、約16億1,000万ドルも減少している。

2020年の利益の大半は10月から12月の事業が63%を占めており、これはiPhoneなどのスマートフォンが好調だったためである。前年比で15%増の利益を増したことになるが、Reutersは第4四半期の収益が前年比で3%減少する可能性を予測している。もし、この収益が増える方向を示したとしてもプラス3%未満に収まると伝えており、チップ不足によるデバイスへの影響は長期的に続き、相当大きいものになりそうだ。

Apple、2021「iPhone 13を9月下旬」に発売か
Appleは、2021年モデルのiPhoneを例年通りのスケジュールで発表する可能性がある。 WedbushのアナリストDan Ives氏によると、iPhoneの発売は9月の3週目に発売を予定している。
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