Appleは、iMacに複数のカラーバリエーションを展開する可能性がある。
リーカーのJon Prosser氏(Twitter: @jon_prosser) は、YouTubeチャンネルのFRONT PAGE TECHで、2021年モデルとして登場するiMacに触れた。
Prosser氏によると、新型iMacには5つのカラーラインナップが用意される見込みを伝え、レタリング画像ではシルバー、スペースグレイ、グリーン、スカイブルー、ローズゴールドを紹介。
このカラー展開は、お察しの通り、2020年モデルのiPad Air 4に起用されたカラーである。
Appleは、ポップな印象のカラーをラインナップに取り入れることで、初代iMacと同様の所感を与えようとしているようだ。1998年に登場した初代iMacは、その愛らしい見た目で一躍大ヒットしたモデルである。長年Macを愛用するユーザーには、あの日の懐かしさを思い出す人も多いだろう。
なお、この動画に出てきたレタリング画像は、仮のボディにカラーを表現したもので、デザインやポート類など、背面のデザインに用いられたパーツは憶測に過ぎないと伝えている。
iPad Air 4と同様のカラーラインナップを起用することを考えると、2021年モデルのiMacは、立ち位置も身近なスタンダードモデルになる可能性が高い。
もしかすると、現在2つに分けられたモデルの位置付けは、構成が3タイプに見直され、より広いユーザー層にターゲットを広げる可能性もある。たとえば、iMac Lite、iMac、iMac Proのような具合である。その場合、旨味を凝縮した5カラーは、低価格モデルとして登場する可能性が高い。
現在、Appleは一般層向けとして低価格なディスプレイの開発に取り組んでいるといわれており、その技術がiMacに投入されれば、Appleとしては生産コストを下げることにも繋がる。
2020年にAppleが発表した新しい処理装置、AppleシリコンのM1チップは、Intel製のCPUを搭載するよりもコストの削減に繋がることが分かっており、その価格差は顧客への販売価格に反映されている。
この様な可能性をつなぎ合わせていくと、トータルのコストはこれまでのiMacと比べて、ユーザーが想像するよりも遙かに安く仕上げられているのかもしれない。
Via: MacRumors