Apple、開発中のコンタクトレンズに可視性がない「10年後の技術に期待か」

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Appleが開発中のARコンタクトレンズは、現時点で可視性がない可能性がある。

この情報は、アナリストのMing-Chi Kuo氏によるものだが、もしかするとKuo氏が未来を先読みした推論の一部が含まれている可能性がある。

Kuo氏によると、Appleが開発の計画中あるいは開発中のコンタクトレンズ型デバイスは、そのもの自体に処理能力や記憶装置を有するものではなく、身近にiPhoneなどの処理装置を携帯しておく必要があるようだ。いわゆるディスプレイのような存在である。

そのためコンタクトを装着すると、目の前の視野は奪われ、コンタクトに映し出される映像のみを見ることが可能になる。

ここで疑問符が付く点は、Appleがコンタクトレンズ型のデバイスで作り出そうとしている未来の製品は、拡張現実を実現する機能を有するものと噂されている点である。

拡張現実とは、現実世界に必要な情報を追加するもので、可視性がないデバイスは、本来Appleが作り出そうとしているものとは似て非なるもの。もしかすると、Appleは、現代の技術では作り出すことのできないほど非常に難しい難題に当たっているのかもしれない。

Kuo氏は、将来的にAppleがコンタクトレンズ型のデバイスで拡張現実を実現し、目に見えるコンピューティングの時代から目に見えないコンピューティングの時代へとシフトするだろうと述べている。