AirPodsのオーバーイヤー型ヘッドホンとして登場したAirPods Max。その内部構造や分解工程が、すべて公開された。
この情報を公開したのは、分解のプロとして知られるiFixit。露わとなったAirPods Maxの内部からは、バッテリーの位置や基盤の形など、普段目にすることのない多岐にわたる項目を覗き見ることができる。
そして進展である。iFixitが公開する分解の内容は、本来であれば一般人が実践できるようなものではないが、今回交際された内容には、誰しもが試したくなる興味深い部分も公開されている。それがヘッドバンドの脱着方法である。
分解ではなく脱着方法である。これまで、AirPods Maxのヘッドバンドは、容易に取り外しができる構造ではないとされていた。
しかし、公開された工程を読み進めていくと、その情報がステップ19に記載されている。
使用する工具に関しても特殊なものはなく、必要となるものは、iPhoneのSIMカードスロットを取り外す際に使用するピンである。iPhoneをお持ちであれば、iPhoneの化粧箱を探してみるといいだろう。
ヘッドバンドをイヤーカップから取り外すには、まずイヤークッションを取り外す。そして、イヤークッションを取り外したイヤーカップをクルッと回して折り畳む。
折り畳んだイヤーカップの内部を確認し、ヘッドバンドが刺さっている付近に小さな穴を見つける。ヘッドバンドの取り外しは、その穴にピンを射し込み、ロックが解除されたことを確認して引き抜く。
ヘッドバンドの先端を確認すると、Lightning端子のような形状をしており、その部分がイヤーカップに刺さることで左右が連動しているようだ。
イヤーカップの内部構造は、自動車のバッテリー端子のような構造をしていることが確認できる。おそらく、イヤーカップを折り畳むことで第1の固定がフリーになり、ピンを射し込むことで残りの固定がすべて解除されるのだろう。
▼AirPod Max用シリコンカバー