Adobeは、Flash Playerのサポートを終了した。
Flashの登場は、静的なページのみで構成されたWeb界に、動的な映像やアニメーションなどを加え、華やかで表現豊かなリッチコンテンツの提供に貢献した。
ネットの発展と共に、瞬く間に広がったFlashとFlash Playerの存在は、HTML5などの代役登場により、Webからは大半が姿を消し、この度Playerがその存在を静かに終了したことになる。
Flashが登場した当初、Flashを推し進めるべきか、それともCSSなどの装飾を上手く利用すべきかと、カテゴリの異なるようなものを比べて多くの議論が巻き起こり、そこへHTML5という新たな基本概念が登場したのである。
HTMLとは、Webページを作る上で必要となる基本のソース(文法) 。HTML5を簡単に説明すると、HTMLのバージョン5として、様々な改訂が行われた最新のHTMLである。
日々変わりゆくネット世界。表舞台から消えたFlashだが、実は現時点でもFlashを利用したゲームは愛好家がおり、姿を消したはずのFlashは裏舞台へと生存先を移している。裏の舞台へと行き場を追われたFlashを支える存在は、RuffleのFlashエミュレーターである。
そして、表舞台、本家のAdobeは、2020年12月31日を以て、Flash Playerのサポートを終了し、2021年1月12日より、Flash PlayerではFlashコンテンツが実行されなくなると伝えている。
もうAdobeのFlash Playerをデバイスにインストールしておく必要性はなくなった。そこで、デバイスからの削除である。
AppleのデバイスでFlashをサポートしていたデバイスはMac。AppleといえばiPhoneといえるほど普及した携帯端末のiPhoneは、元々Flashには対応していなかった。そのため、iPhoneユーザーが気にすることはないが、Macユーザーは、無駄な存在をMacの中に置いておく必要はなくなり、削除する必要が出てきた。
サポートを終了したアプリをMac内に置いたままにすると、そこから脆弱性が生まれる危険性もあるため、アンインストール(削除) を強くお奨めしたい。
MacからFlash Playerを削除するには、ダイヤログボックスのアンインストールボタンをクリックするだけである。
もし、ダイヤログボックスを削除してしまった場合には、Adobeの公式サイトからFlashPlayerのアンインストーラーをダウンロードする。
アンインストーラーはMacのバージョンで異なる。macOSのバージョンを調べるには、Macの画面左上にあるリンゴマークをクリックし、「このMacについて」を確認する。
▼Adobe公式サイト Flash Playerアンインストーラーをダウンロード