Appleが今秋リリースを予定しているiPhone 12シリーズは、韓国での発売日を通常よりも早くスケジュールしている可能性がある。
韓国の通信事業者は、Korea Heraldに対して、iPhone 12シリーズの販売を10月下旬から11月上旬に予定して販売の準備を行っていると伝えた。
科学省のレポートでは、韓国は2019年4月に世界で初めて5G通信の提供を開始した国のようで、7月の時点で韓国の5Gユーザーは約800万人に上るという。
iPhone 12は、5Gに対応した初のiPhoneとしてリリースされる見込みで、中でも一番ハイグレードに位置するiPhone 12 Pro MAXは、28GHz帯の5Gに対応する唯一のデバイスとして登場する予定である。
現時点ではSamsungなどのAndroidスマートフォンは、28GHz帯をサポートしていないことから、iPhone 12 Pro MAXが韓国で利用できるようになれば、韓国初となる28GHz帯サポート端末として圧倒的な人気を博すことが想定されている。
CounterpointResearchによると、韓国のスマートフォンに関する市場は、Samsungが圧倒的な人気で67%のシェア数を握っており、Appleは第2四半期の時点で2番目に人気のブランドとなる。その市場シェア数は19%と、Samsungとの差は大きいものの、28GHz帯域をサポートするデバイスがリリースされれば、この差を少なからず埋められる可能性がある。
iPhoneの発売日は、世界で統一されているわけではなく、韓国での発売日は本国アメリカから遅れる傾向にある。その遅延は、おおよそ1ヶ月で、今回の情報が正しければ、iPhone 12シリーズの韓国発売日はアメリカの発売日と同日、あるいは数日の遅れで収まりそうである。