iPhoneやApple Watchを同時に充電できるAirPower充電器のプロトタイプがリークされた。このAirPowerはプロトタイプナンバーC68といい、Apple関係者と多くの繋がりを持つJon Prosser氏による公開である。
このプロトタイプには、Apple A11チップを組み込み、開発を断念せざるを得なかった熱量の管理を行っているという。
Well, you guys wanted a better picture of “C68”… 😏
Remember how I said that the main problem was that current prototypes didn’t support Apple Watch?
Yeah.
Well.They got the Watch working… 👀 pic.twitter.com/LvBeNAAtt3
— Jon Prosser (@jon_prosser)
AppleはAirPower充電器を2017年9月のイベントで公表していたが、Apple Watchを同時に充電すると発熱してオーバーヒートを起こす問題がどうしてもクリアできず、2019年3月に開発を断念していた。
Appleが公式に断念した旨の発表を行った後も、クパチーノのエンジニアはAirPowerテクノロジーの製品化に向けて取り組み続け、Apple Watchの発熱問題に関するトラブルにつまずき続けていたという。
今回公開されたプロトタイプでは、前回克服できなかった発熱の問題を克服しているそうで、公開された写真に写るAirPodsProとApple Watchの充電風景を見る限りでは、オーバーヒートの問題をクリアしているように見える。
製品化前のテストに成功した場合は、2020年の第4四半期から2021年第1四半期にリリースされる可能性があるとしている。
と、ここまでは良かったのだが、異議を申し立てる人物が表れている。Mark Gurman氏である。簡単にいうと、釣りをしているのではないかという内容である。Mark Gurmanによると、公開された写真は疑いもなくサードパーティ製のクローンであり、プロトタイプではないという。
さらに、2つの写真を詳しく分析すると、2枚の写真に写るAirPowerに繋がれたケーブルの形状が明らかに異なり、Lightning形式ではない。BloombergのレポーターもJon Prosser氏に画像の信憑性を証明するように要求している。