Appleが今秋リリースした2020年モデルのiPhone 12シリーズは、近い将来ほかのデバイスへ電力を伝送できる可能性がある。つまり、iPhoneから別のデバイスを充電することが可能になると見込まれている。
VentureBeatのJeremy Horwitz氏(Twitter: @horwitz) は、Twitterで将来的にMagSafe充電機能について、iPhone 12シリーズが360kHzのWPT充電機能をサポートすることを伝えた。WPTとは、ワイヤレス電力伝送のことである。
どうやらHorwitz氏が決め手としたものは、Appleが米国連邦通信委員会(FCC) に申請した内容のようで、この原文をBloombergのMark Gurman氏(Twitter: @markgurman) が引用する形で公開した。
iPhoneから充電が可能となるデバイスに関して、記述を確認すると、将来的にリリースされるAppleのアクセサリーがWPTに対応する記載を確認することができる。
このことに対して、Gurman氏は、新しいAirPodsがMagSafeに対応する可能性を伝えている。
MagSafeは、磁気を利用して張り付くタイプの充電機能である。ワイヤレス充電機能がベースとなり、周囲に磁石を配すMagSafeは、その大きさが決められている。
AirPodsがMagSafeに対応するのであれば、イヤホンタイプではなく、ヘッドホンタイプのAirPods Studioの可能性が高くなる。その理由が、イヤホンタイプのケースはMagSafeよりも小型である点。イヤホンタイプのものは、より小型化されることはあっても、大型化する可能性は低いと考えている。
そして、iPhoneから電力を伝送できるアクセサリーとなれば、iPhoneのバッテリーよりも小さなバッテリーを搭載するものでなければならず、必然的に近い将来リリースされる見込みのAirTagsが、iPhoneから充電可能な初のアクセサリーとして登場するのではないかと推測している。
If this FCC filing is any indication, the iPhone 12 may have a hidden reverse charging feature. Perhaps MagSafe on the new AirPods? https://t.co/QhFQtOgoRB https://t.co/OAKzzb5U3B pic.twitter.com/pqAVcjLCyN
— Mark Gurman (@markgurman)