Appleが発表をしていないiMacの使用ログが発見された。発見されたログは、不運にもAppのクラッシュレポートとして記録されたものである。
このレポートが発見されたAppはDaftCloud。DaftCloudは、音楽共有サービスのSoundCloudをMac上に開くためのAppである。
DraftCloud開発者のDennis Oberhoffは、App開発環境のXcodeでDraftCloudに起きたクラッシュレポートを確認。そこに表示されたユーザーの使用環境には目を疑うような真実が表示されており、思わず9to5MacとTwitterに公開したようだ。
公開されたクラッシュレポートを確認すると、問題を起こしたデバイスはiMac。注目すべき点は、ログのCode Typeに示されたARM-64の文字である。ARM-64とは、ARMのアーキテクチャを用いた64bit機を意味するもの。
現在販売されているiMacには存在しないシステムを搭載したモデルが、Appを利用してクラッシュを起こしたことになる。
Appleがこれからリリースする新型Macには、処理装置の変更が行われ、Intel製のものから自社製のAppleシリコンへ切り替えられる。iMacに関しては、現時点でAppleシリコンを搭載したモデルの販売はされておらず、2021年モデルとして登場の可能性があるiMacにAppleシリコンの搭載が見込まれている。
BloombergのMark Gurman氏(Twitter: @markgurman) によると、新型のiMacはデザインを刷新し、ディスプレイ下部に設けられた金属部分が省略されることを伝えている。
処理装置は、2020年モデルのMacに搭載のM1チップをベースに、アップグレードが施されたモデルが採用される可能性がある。ベンチマークのCPU Monkeyには、Appleが未発表のM1Xチップをテストした結果が公開されている。
Look what just leaked through the Xcode Crashreporter for macOS. iMac – ARM64 🙂 pic.twitter.com/tPr4mYhYvU
— Dennis (@DocterD)