Appleは、2021年と2022年のiPhoneに、性能の熟成を追い求めるようだ。
その求める熟成は、被写体を捉えるカメラレンズに焦点が向けられているようで、2年という長い年月を掛けて段階的に性能が引き上げられる可能性がある。
アナリストのMing-Chi Kuo氏は、Appleがリリースを予定する未来のiPhoneについてレポートを上げ、Face IDとカメラレンズの構成について伝えた。
Kuo氏の予測によると、噂のペリスコープは2023年まで登場せず、それまでの2年間に登場するiPhoneは、カメラのレンズを構成する枚数に変更を加えて、ポテンシャルを煮詰めていくようだ。
2021年のiPhoneに導入される背面カメラは、超広角レンズにアップグレードが施される予定で、レンズの構成枚数は5枚の構成から6枚の構成へと変更される可能性がある。
2022年のiPhoneでは、望遠レンズの改良に焦点が当てられ、6枚のレンズを7枚構成にアップグレードする予定が見込まれており、2年という年月で要所をアップグレードする狙いがあるようだ。
顔認証のFace IDも改良が加えられる見込みで、Kuo氏は2021年モデルのiPhoneに採用のFace IDに、これまでとは異なる素材のものが採用されると伝えている。
新型のFace IDに採用を見込む素材はプラスチック。これまで採用されてきたガラス素材(Txガラス) は採用せず、プラスチックを採用する理由は、コーティング技術が向上したことによるもののようだ。
Appleは、2021年モデルのiPhoneから、画面上部のノッチを廃止するといわれている。画面上部に設けられたカメラなどが収まる切り欠き部分の廃止は、それに置き換わる形でパンチングホールデザインを採用するといわれている。