2021年モデルのiPad Proは、ディスプレイのバックライトにMini LEDを搭載して登場する可能性が濃厚になった。
企業の情報に高い正確性を持つDigiTimesは、業界筋から得た情報として、台湾のEnnostarがMini LEDバックライトユニットの生産を開始する予定と報じている。
Ennostarは、EpistarとLextarElectronicsが共同出資を行った持ち株会社である。日本でもホールディングスやグループを名前の前後に掲げている会社を見たことがあるだろう。
このEnnostarは、2021年1月に設立された会社で、共同出資を行った2社が得意とする分野はLED関連の製品。
以前、EpistarがMini LEDを納入する話が持ち上がったが、加速するMacの販売台数を考慮すると、サプライヤーの追加や新たな技術革新が起こる可能性について触れていた。
EnnostarによるMini LEDの生産は、2021年の第1四半期後半または第2四半期から開始される予定で調整が進んでいる。製造の工程は、Epistar部門がLEDの製造を担い、バックライトユニットとしてのパッケージ化をLextarが担当するようだ。
生産が開始されるバックライトユニットを搭載するデバイスは、12.9インチのiPad Pro。
情報筋によると、Mini LEDを搭載するデバイスは、iPad Proに留まらず、MacBook Proのディスプレイにも採用する可能性が高く、こちらもEnnostarがサプライヤーとして供給を担う見込みである。
MacBook Proは、2021年に大幅なリニューアルが施され、MagSafe充電やSDカードリーダー、HDMIポートの復活などが実施されると見込まれている。
Via: MacRumors