Appleは、Apple Watchの充電を目的とした新たな急速充電器を発売した。
新しく発売された充電器は、Apple Watch磁気高速充電と名付けられた急速充電器。
充電器は、Watchの専用充電器として機能し、USB-Cポートから電力を受け取り、Watch裏面へパワーを供給する。
この新しい急速充電器は、2021年モデルのApple Watch 7の付属品としてパッケージに同梱されているが、充電器単体を購入することも可能。価格は3,850円(税別) 。
なお、Appleは、2020年モデルとしてリリースのApple Watch SEもパッケージの内容を改めて、同梱物に当充電器の付属を決めたようだ。
この充電器は、今後AppleがリリースするApple Watchの主要充電器として役目を与えられたわけだが、取り扱いについて、いくつか注意すべき点がある。
その注意点とは、急速充電に必要なパワーを担うAC充電器が限定されている点と、Apple Watch SEで使用する際の問題。
急速充電器を正しく使用するには、Apple 20W USB-C電源アダプタ(モデルA2305)を別途購入する必要があり、ほかの充電器ではパワー不足となる可能性がある。アンペアやワットなどを適切に計算できるユーザーであれば問題ないが、簡単に使用することを希望するならば、Appleの20W充電器の購入をお奨めしたい。
また、この充電器は、Apple Watch 7を急速充電することは可能だが、Apple Watch SEを急速充電することはできず、通常の充電時間が必要である。これから新たにリリースされるApple Watchについては、急速充電に対応していると考えられるが、旧モデルの充電を急速にと考えているユーザーは考えを改めた方がよさそうだ。