Appleがリリースを目論む次期型のApple Watchには、血糖値の変化を測定するセンサーを内蔵する可能性がある。
2021年2月11日、Appleは「性能向上にアンビエントセンサーを使用した動的環境下でのテラヘルツ分光法とイメージング」に関する特許を取得した。
米国特許商標庁が公開した特許の概要欄には、下記の内容が記載されている。
動的環境におけるテラヘルツ分光およびイメージングの実施形態が開示されている。一実施形態の方法は、電子デバイスのセンサーを使用して、電子デバイスの方位を決定することを含む。電子デバイスの送信機は、少なくとも方向に一定するパワー系サイクルに従って、動的環境にテラヘルツ周波数帯(THz) の電磁波(EM) を放出する。電子デバイスの受信機は、環境から反射されたEM波を受信する。反射されたEM波のスペクトル応答には、環境内の伝送媒体を示す吸収スペクトルを含み得て決定される。吸収スペクトルは、ターゲットとなる伝送媒体の吸収スペクトルと比較される。この比較に基づいて、特定のターゲット伝送媒体が、環境内の伝送媒体であることが特定され、特定されたターゲット伝送媒体の環境中濃度レベルが決定される。
特許の内容に、ぶどう糖や血糖値の表記を見つけることはできなかったが、Appleは採血を必要としない血中モニタリングをApple Watchに搭載するといわれており、CNBCはティム・クック氏自身が装着するプロトタイプについて報じていた。
現時点で、医療機器としての認可が下りるのかは不明であるが、心拍数の上昇などを検知するセンサーは既に効果を発揮しているため、血糖値に関しても医療機関での制度とまでは行かない可能性はあるが、健康を維持するための指標を出すには十分な測定が可能なのかもしれない。