Appleが開発を急ぐiPhone 13シリーズは、カメラレンズの構成を見直す可能性がある。
対象となるレンズは、広角域を捉えるレンズで、従来の13mmよりも更に広い範囲の被写体を捉える可能性がある。
アナリストのMing-Chi Kuo氏は、中国のレンズメーカーSunny Opticalが、既存のiPad ProのカメラレンズでAppleの検証プロセスを完了したと報告している。Sunny Opticalが検証を終えたレンズは、Apple製品に対する需要の15%に相当する。
なお、Kuo氏は、2021年モデルのiPhoneのカメラレンズに、バージョンアップが施される可能性については確信を持っていない。
2021年モデルとして登場するiPhoneは、iPhone 13のモデル名ではなく、iPhone 12Sの名前が与えられる可能性が浮上しており、カメラユニットの大幅な改修は2022年モデルに登場する可能性が出てきている。
以前、Kuo氏は、新たなレンズサプライヤーとして、韓国のSemcoとSunny Opticalが、参入すると予測していた。
当初の情報では、iPhone 13シリーズに採用されるカメラユニットは、大幅な変更が加えられ、従来のように焦点距離が固定された単焦点レンズではなく、可変焦点レンズを採用するためにペリスコープの技術が用いられるとの情報があった。
写真の常用域を超えたレンズ設定をiPhoneへ搭載するは、ペリスコープを用いるほかにも様々な方法がある。例えば、現在の3眼レンズから1眼のみレンズの変更を行った上で、歪みを押さえるために大幅なシステム改修とセンサーサイズの大型化を行う可能性や、あるいは現在の3眼レンズから4眼へレンズに構成を変更する方法も可能性として考えられる。
2020年モデルのiPhoneは、処理を行うチップ性能の向上により、バッテリーの容量を若干ではあるが抑えることに成功している。2021年モデルや2022年モデルは、現在のチップよりも遙かに性能を磨いて登場する見込みのため、現在のiPhoneよりも内部に余裕が増す可能性があり、かさばるズームレンズの搭載も容易になるのかもしれない。
iPhone 13シリーズは、iPhone 12シリーズと同様に4タイプが存在するといわれている。
Source: AppleInsider