Appleは、2016年に販売を終了したThunderbolt Displayの後継モデルを開発している可能性がある。
現在、Appleがリリースしているディスプレイは、プロが妥協しない性能を求めて購入するPro DisplayXDRのみで、一般人が易々と購入できる価格帯ではない。
その金額は、標準グレードのディスプレイであったとしても529,800円(税別) 、環境光に影響されづらいNano-textureガラスを採用したものが599,800円(税別) 。なお、ディスプレイを支えるスタンド部分は別売りで、もしAppleで脚を購入するのであれば別途106,800円(税別) が必要となる。
スタンドと一緒にディスプレを購入した場合の総額は、最低ラインが636,600円(税別) 。
BloombergのMark Gurman氏は、Appleがディスプレイのラインナップに、安価なモデルを追加する可能性を伝えた。
Gurman氏によると、新たにリリースが予定されているディスプレイは、現段階では早期の開発が目標として掲げられているのみで、製品化にはもう少々時間が必要のようだ。
開発が急がれるディスプレイは、現在販売中のPro DisplayXDRほどのスペックは有しておらず、明るさやコントラストは落ちる可能性がある。
ディスプレイを有さないモデルとして、Appleが2020年にリリースした爆速Mac miniは、これまでのMac miniと比べても相当コスパが良く、落ち込みを見せていた据え置き型パソコンの市場を一気に盛り返した。
しかし、AppleはMac miniと一緒に購入が期待できる一般のコンシューマー向けディスプレイをラインナップに持っておらず、もしかすると、その部分の穴埋めを考えているのかもしれない。
まだ開発が始められたばかりのディスプレイは、2022年以降の発表が見込まれている。