2021年は電気自動車や自動運転技術が、これまでよりも身近に感じる年になり得る可能性がある。
AppleとAmazonは、各社で電気自動車の開発を秘密裏に進めており、2021年はそのテクノロジーが世界に向けてお披露目される可能性がある。
サプライチェーンのベンダーは、守秘義務契約を結んでおり、詳細については知ることができなかったが、アメリカのダブルAが新たな電気自動車を世に広める可能性を国内大手サプライチェーンの責任者が露骨に語ったと経済日報は報じた。
アメリカのダブルAとは、AppleとAmazonのことである。
2017年にAppleは、カリフォルニア州の車両管理局(DMV) に、公道で自動運転試験が行えるようにApple Carの許可を取得している。その時点で許可を保有する他社は、テスラ、Google、ホンダ、日産、BMW、フォード。
Apple Carは、トヨタの高級車ブランド、レクサスRX450hをベースにVelodyne Lidar社の最高峰レーダーシステムを2台設置し、自動運転のシステムテストを開始した。DMVの広報は、最近Appleが2015年のレクサスを3台登録したと述べている。
Amazonは、アメリカの電気自動車に関するベンチャー企業Rivianと共同で、電動ミニバンの開発を進めており、昨年にAmazonはRivianに対して10万台の電気トラックを受注しているという。
このミニバンは、アメリカ国内で先行運用が開始され、2022年には世界的にAmazonの運送サービスが開始されることが見込まれている。
この話の共通点は、どちらも台湾のサプライチェーンが絡んでいることである。
業界関係者は、Appleの計画ではApple Carの発表は2021年9月に予定されており、Amazonの電気トラックは、2021年8月にアメリカで運用が開始されるという。
Apple Carに関しては、これまで多くの情報筋がリリースに関するスケジュールを伝えていたが、それらに共通する予定は2023年から2025年である。
自動車は、未来の乗り物としてプロトタイプを公にすることがある。もしかするとAppleは、2021年に近い将来リリースを予定している開発をお披露目するのではないだろうか。
完成品の発表ではない理由は、システム完成度の低さである。Appleが開発する自動運転技術は、システムとしての完成度が非常に低い可能性が高い。それが原因かは分からないが、2019年4月に開発チームから約200人の解雇者を出している。