Appleが今秋発表する新しいiPhone 12シリーズは、スタンダードモデルとハイスペックモデルが用意され、各2種類のサイズがランナップされる見込みである。
このラインナップ自体は、従来のものと変わりはない。しかし、どうやら名称の基準が変更された可能性が出てきている。
Appleの正確なリーク情報で有名な有没有搞措氏 (Twitter: @L0vetodream)は、TwitterでiPhoneの名称と思われる名称を公開している。
有没有搞措氏のリーク情報は、いつも主となる単語しか用いておらず、希に難解なものも見られるが今回は分かる。12から始まる4行は、正にAppleがリリースの遅延を発表したiPhoneのそれである。
情報によると、iPhone 12シリーズの名称は、iPhone 12 mini (5.4インチ)、iPhone 12 (6.1インチ)、iPhone 12 Pro (6.1インチ)、iPhone 12 Pro MAX (6.7インチ) の4タイプとなる。
この違和感にお気づきだろうか。iPhoneは小さなモデルを基準として、大きなモデルに特別感を出す単語を用いることが一般的だ。しかし、今回発表されようとしているiPhone 12は、その図式に当てはまらない。
ハイスペックモデルに当たるiPhone 12 ProとiPhone 12 Pro MAXは、従来と変わらない名を受け継いでいるが、問題はスタンダードモデルに当たるiPhone 12 miniとiPhone 12の名称。特性が逆になっていることに違和感を抱く。
特別に小さなiPhone 12という位置づけなのだろうか。
予測ではiPhone 12、iPhone 12 MAXの名称が与えられると考えられていただけに、この名称は大きな誤算である。
確かによく考えてみれば、小売りでのトラブルを避けるためには理にかなった名称だ。スタンダードのベースモデルにiPhone 12を位置づけることで、iPhone 12 miniを強調することが可能となる。
iPhone 12 miniは、初代iPhone SEのリリース以降に発売されたiPhoneの中で、最も小さいモデルであるがゆえのことだろう。オーダー時にサイズに関心を向ける配慮は必要だ。
12mini
12
12 Pro
12 Pro Max— 有没有搞措 (@L0vetodream)