Appleが2020年9月15日に発表したApple Watch シリーズ6は、発売日を迎えると同時に世界中の顧客が手にするようになった。本来ならば皆が喜んでいる顔が想像できるが、現実は少し異なり、一部のユーザーが1つの問題を抱えている。
それが、新たに登場したソロループバンドを選択した顧客。その中の一部ユーザーで、腕に合わない問題が発生しているのだ。
このバンドは調節金具を有さず、指先から通した時計を腕の方へスッポリとはめ込むブレスレットタイプとなる。従来の留め具がない分スッキリとしたつけ心地だが、購入後にサイズを調整することはできない。そのため、購入時に腕の外周を測ってから購入するものとなっている。
Appleは公式オンラインショップでも容易に購入ができるように、腕周りを図るために必要なツールを公開している。購入希望者は、そのツールを印刷して腕周りを計測することで、自身の腕に合うバンドサイズを見つけることができる。しかし、なぜか適切なサイズを購入することができなかった人が出てきている。
印刷した測定ツールの縮尺に問題を抱えていたのか、測り方に問題があったのかは定かでないが、そう安くはないものだけに、バンドの交換をお願いしてみるのが一般的だろう。
しかし、Appleはバンドのみの交換を受理することができない。Apple Watch本体と一緒に届いているバンドの交換は、Watch本体と一緒に返品をする必要があり、適切なサイズを再度オーダーする。
なお、中には腕のサイズが用意されているバンドサイズのちょうど中間で、どちらも装着することができない人もいるようだ。
ちなみに、Appleが提供しているツールには、クレジットカードサイズの枠が表示されており、その枠が実際のクレジットサイズであるかを確認することで、印刷物が実際の大きさであることを確認する形を取っている。
Apple Watch 6は、血中酸素モニタリングなど多くの測定もこなすため、締め付けすぎても緩すぎてもダメである。正しいバンドサイズは、Watchの性能を発揮させる目的もあるが、自身の装着感に違和感与える要因である。購入時に際しては、「これくらいかな」という適当な注文だけはくれぐれも避けたい。
Source: MacRumors