Appleは、AirPodsとAirPodsProの新しいファームウェアをリリースした。今回リリースされた3A283は、今秋リリースが予定されているiOS 14の新機能をサポートすることが主な目的となる。
その新機能とは、豊かな音響を実現する空間オーディオと、イヤホンを使用するデバイスを自動的に切り替えるオートマチックスイッチング機能である。
空間オーディオ技術(Special Audio) については、どれほどの性能かは定かでないが、オーディオの臨場感を上げることは間違いなさそうである。なお、空間オーディオに関しては、ハイエンドのAirPodsのみに適応される設定の可能性がある。もしかすると製造に遅延が発生していたAirPods Studioがそろそろ登場するのかもしれない。
新しいファームウェアのインストールは、iPhoneに接続することで自動的に開始される仕組みのため、手動でバージョンアップを行うことはできない。
AirPodsをiPhoneに接続し、イヤホンをケースに戻して、ケースの充電を始めると、いつの間にかアップデートが完了している。
アップデートの注意点として、接続先デバイスは必ずiOSであること。コレは必須項目である。Macに接続した状態でもアップデートできるのではないかと思い、数ヶ月間MacにAirPodsを接続していたが、一向にアップデートが掛かる気配すらなかった。
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