Appleに次世代の処理装置、ARMベースのAppleシリコンを納入する半導体製造のTSMCは、第4四半期にA14Xチップの生産に入る予定。
処理能力の大幅な引き上げが期待されているA14Xは、ARMベースの新しいAppleシリコンで、MacBookやiPad Proに搭載される見込みとDigiTimesは伝えている。
A14Xは、5nmという従来よりも精密なチップとして製造される予定で、精巧な作りは処理の高速化や低電力化に貢献し、デバイス自体の性能を 格段に引き上げる可能性を秘めている。
チップの月間生産は、推定で5,000から6,000ウエハースと予測されている。ウエハースは、塊から薄く細断された基盤で、1枚の基盤から複数のチップを製造している。単体のチップとして切り出される前の基盤は、規則的に並ぶ凹凸が印象的な菓子のウエハースに似たものである。
Appleは、ARMベースのAppleシリコンを搭載したMacBookに、849ドルからの値段をつけてリリースする可能性があり、コストパフォーマンスの良さが売りになりそうだ。
なお、2021年には、iMac Proのリリースも予測されており、こちらはChinaTimesが、Appleが独自のグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU) を発売すると伝えている。つまり、情報の処理を行うCPUも、ディスプレイ表示の処理を行うグラフィックスもApple独自のAppleシリコンが採用される見込みとなる。