Appleが2020年に発売を予定している新型のiPad 8は、iPad 7の見た目を引き継いだまま、性能を格段にアップさせる可能性がある。
iPad 8についてのリーク情報を訪ねられたリーカーのKomiya氏 (Twitter: @komiya_kj) は、従来のものと同じデザインを採用しつつ、A10からA12へプロセッサをアップグレードする旨のリプライを行っている。
iPad 7に搭載されているA10 Fusionは、iPhone 7やiPhone 7 Plusが発売された2016年に登場した。確かな性能を発揮するA10プロセッサも既に4年の歳月を歩んだプロセッサである。2017年にはA11が登場し、その次に待ち構えている高性能プロセッサはA12。
Apple A12 Bionicは、2018年に発表されたiPhone XSやXS MAX、XRに搭載されたことを皮切りに、iPad Air 第3世代やiPad mini 第5世代へ搭載されている。A11よりも15%高速化された性能と、低消費電力を可能とする高効率コアが搭載されていることが特徴となる。
A12は、iPhone XSが登場した際に、多くの人からA12 Bionicの検証がなされた。その結果、デスクトップパソコンに搭載されているハイパフォーマンスCPUと、なんら変わらない性能であることが証明されている。
A10→A12
same design as previous one https://t.co/X5AQsvErY0— Komiya (@komiya_kj)
デザイン面で iPad 7を引き継ぐiPad 8は、プロセッサ以外の仕様に大幅な変更はない可能性が高い。見た目が変わらないのであれば、搭載されるディスプレイは10.2インチであり、その下部には、Touch IDを内蔵したホームボタンが配置される。必然的に、Face IDは搭載されない。そうなると、メモリも引き続き3GBのLPDDR4Xを搭載している可能性がある。
低価格ながらも使えるタブレットとして位置づけられているiPadは、特筆した性能を持ち合わせていないものの、満足できる仕様になることが多い。iPhone SE第2世代を見ても分かるとおり、Appleの方向性は、よりパワフルで、より手頃な価格帯にも視野を広げており、タブレット端末に関しても今後は使えるエントリーモデルの登場が期待できる。