![[タカブログ] takao.iの思想ブログ始めました。とかいうタイトルはおかしいと思う。](https://yellowcorn.jp/thought/wp-content/uploads/2017/06/1498656865-df6083f84bc562e3a743bffdf29493a4.png)
不要になったドコモ契約の携帯電話回線を解約して、手元に残ったスマホのSIMロック(シムロック) を解除した。自分で行えば手数料は無料である。
特に難しい知識は必要としないが、思わぬところで出くわした罠により、SIMロック解除ができないトラブルに見舞われることとなったので、そのトラブルも合わせて紹介しようと思う。
スマホの料金が高かったり、サービスに満足できなかったりする場合、ドコモやauなどのキャリアと契約を解約するのが一般的である。そして、解約を終えて手元に残るのが、今まで使用したスマートフォンだ。ひとつの役目を終えたスマホ端末は、第二の役目として他社へ乗り換える際に使用したり、別の目的で活かしたりすることができる。そこで必要となるのがSIMロックの解除である。
SIMロックとは
SIMロックを説明する上で必要となるのが“SIM” の存在だ。まず、SIMとは、SIMカードのことである。キャリア(通信事業者) と契約して利用するスマホなどの端末には、電話番号など固有の情報が登録されている小さなSIMカードを挿入する必要がある。携帯電話の新規契約や機種変更をするときに、クレジットカードサイズのカード媒体から小さなチップを割り取る光景や、スマホに小さなチップを脱着する作業を見たことがないだろうか。
このSIMカードは、端末に挿入していないと利用制限がかかり、全てを自由に使用することができない場合があるのだ。これがSIMロックである。SIMロック本来の目的は、その端末を盗難などの被害に遭いづらくすることであるが、発展した現在の携帯電話事情をみていると、いわゆる“縛り” というやつに成り下がりつつある。
SIMロック解除は必要？
例外もあるが、大まかに分けて、SIMを未挿入で使用する場合と、他の電話会社と契約して利用する場合にSIMロックの解除が必要となる。
SIMロックのかかったスマホなどを他のキャリアで使用する場合は、基本的にSIMロックの解除をしてやる必要があるが、条件次第ではロック状態でも問題がない。例えば、ドコモで使用していたスマホをドコモ回線のMVNO(格安SIM) で使用する場合には、SIMロックの解除は必要としない。その他の条件にもよるため、あくまで一例である。
メルカリやヤフオク、知人や家族などへ端末を譲る際には、先のトラブルを回避するためにSIMロックの解除が必須に値する。
SIMロック解除のデメリット
解除後のデメリットはない。強いていうならば、解除手続き自体をお店で行う場合には事務手数料が必要なところだろう。自分で行う分には、費用という費用は発生しないため、「どうしても無理だ！」という場合を除いて、ご自身で行えばデメリットは無いに等しい。
SIMロック解除を開始する前の注意点
手続きを開始する上で一番重要な注意点としては、不要な時にロック解除の手続きをすべきではないということだ。
SIMロック解除は、手続きをすればロックの解除が完了するわけではなく、別のSIMを挿入したときに全てが仕上がるからだ。もう少し詳しく説明をすると、ロック解除の手続きを済ませるとSIMロック解除コードが発行される。このコードがミソになる。このコードを利用するには、本来であればSIMロックがかかり使用することのできない別のSIMを用意する必要がある。そのSIMを挿入した際に、SIMロック解除コードを入力することでSIMロック解除が完結するのだ。用途不明のまま何となくSIMロック解除コードを手に入れたところで、紛失してしまうリスクがつきまとうだけだろう。
端末によってSIMロック解除を完了する方法は異なるそうなので、取扱説明書のSIMロック解除に関するページをご確認いただければと思う。
解約したドコモのスマホをSIMロック解除する方法
ドコモのSIMロック解除は、iPhoneなどのiOSやAndroid端末の区別はなく、皆同じ手続きとなっている。
1. 「My docomo」を開く
ドコモのサイトからMy docomoを開く。
2. 「契約内容・手続き」を開く
上部のメニューから「契約内容・手続き」を開く。
3. 「SIMロック解除」を開き手続きを始める
ページの下の方にある「その他」の項目から「SIMロック解除」を展開して「お手続きする」を押す。
4. dアカウントにログインする
dアカウントのIDを入力して次のページへ進み、パスワードを入力してログインをする。ここで入力するdアカウントは、解約する前の契約内容が紐付いているdアカウントだ。
5. 「PCをご利用の方はこちら」を開く
ドコモの回線を持ち合わせない人は別のリンク先へ誘導される。ここで、注意が必要だ。「スマートフォンをご利用の方はこちら」のリンクをクリックすると、SIMロック解除のページへは行き着かない。必ず「PCをご利用の方はこちら」のリンクをクリックして先に進む。
6. 「SIMロック解除」を開く
ページの下の方にある「その他」の項目から「SIMロック解除」を開く。
7. 2段階認証の注意書きを確認する
2段階認証の注意書きである。既に解約を済ませている場合は、dアカウントに登録している連絡先メールアドレスへセキュリティコードが届く。心の準備をして次へ進む。
8. セキュリティコードを入力する
届いたセキュリティコードを入力してログインする。
9. 製造番号を入力する
SIMロック解除を行う端末の製造番号(IMEI) を入力する。電話Appを開き、「＊＃06＃」を入力すると製造番号が表示される。手入力となるため間違わないように注意したい。
10. 注意事項に同意する
ここが重要である。SIMロック解除をして欲しくないオーラがにじみ出ている。
注意事項の項目に「SIMロック解除の注意事項」というリンクが確認できる。このリンクを開き、注意事項を確認して、「SIMロック解除 の注意事項に同意する」にチェックを入れなければ、SIMロック解除の手続きが完了しない。この同意にチェックを入れずに次のページへ進むことができるため、見落とすと厄介だ。
この画面が「SIMロック解除の注意事項」の内容である。よく確認を済ませて「閉じる」ボタンを押す。
11. 受付確認メールの送信先を確認する
受付完了メールの送信先を確認する。このメールには、SIMロックの解除コードが含まれている。dアカウントに登録しているメールアドレスへ送信して構わない場合には、そのまま次のページへ進む。
12. SIMロック解除の手続き内容確認
SIMロック解除にあたり、手続き内容に間違いがないことを確認する。最終確認のため、よく確認しておく方がいいだろう。
13. SIMロック解除の手続き完了
これで手続き完了だ。SIMロック解除コードはメールでも届くが、念のためにこの画面に記載されているコードをメモしておこう。
SIMロック解除時のトラブル2選
解約後にSIMロック解除しようとすると手続き画面に行き着かない
My docomoから「契約内容・手続き」のページへ移動し、ページ下部にある「その他」の項目からSIMロック解除を行おうとした際に、注意事項として「ドコモをご契約中のお客様の手続き画面となります。」という案内が表示されるはずだ。この画面で、PCをご利用の方と、スマートフォンをご利用の方という二択でスマートフォンのページを選択するとSIMロック解除ができない。この画面では必ずPCをご利用の方のページへ進むように心掛けたい。
SIMロック解除コードが届かない
受付確認のメールも確認し、特に不備はないのにSIMロックの解除コードが届かなかった。録画していたスマホの画面をよく確認をしたところ、手続き操作最後の方に表示された「手続き内容を確認」の画面で、注意事項に同意するボタンを押し忘れていたことが判明した。
この同意ボタンは同意をしないまま先に進むことができるため、よく注意を払って先に進みたい。ちなみに、同意ボタンは「SIMロック解除の注意事項」を開けて確認しないと出てこない。
その他のトラブルは動画で
動画では、上記2つのトラブルの他に、希に起こりうるトラブルも交えて解説している。手続き自体も一通りを確認できるように作りこんだので、このページでも行き詰まった場合にはご覧いただければと思う。
