大人が不在の家に帰らさざるを得ない我が子。本当は家にいてあげたいけれど、生きていく上ではどうしても時間の都合を付けられない。しかし不審者からは守ってあげたい。どうにかいい方法はないのだろうか。そんな時に一番効果的な方法を紹介したい。
帰宅する我が子を守るには、休んで家にいてあげられるのが一番安全な策ではあるが、どうしても在宅できない時に、我が子を守る秘策を探ってみた。泥棒や尾行する不審者は、一体何を考えているものなのか。頭の中で不審者になりきり、それを突き詰めていくと見えてきた一つの合言葉。そのイフェクティブな言葉は、警察官も薦めるほどの効果的な存在である。
春休み、夏休み、冬休み、普段から定期的に訪れる長期休暇に加えて、昨今は突然の天災で学校が休みになることも希にある。そんな時に、子どもを一人で留守番させることは、家族目線で言えば不安の塊ではないだろうか。
100歩譲って自宅から一歩も出ないことを安全とするならば、外出先から帰ってくる時は外敵からのリスクを一番大きく抱える瞬間だろう。外にいれば誰かしらの視線がある安心感があっても、自宅玄関から宅内に入る瞬間は危険に満ちあふれている。玄関のドアを開けた際に、隙を突いて泥棒や不審者が一緒に入ってきてしまうかもしれない。
そんな時に、帰宅した子どもを守る必要な備えは、たった一つの合言葉である。それが、玄関のドアを開けた瞬間に発する「ただいま!」の一言。
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知らず知らずのうちに子どもを尾行する泥棒や不審者。それらを撃退する方法は、帰宅する家の中に誰か他の人の存在をちらつかせる一言なのだ。不審者や泥棒の目線に立つと、今 目の前にいる自分よりも小さな存在には恐怖を覚えることはないが、家の中にいる見えない存在にうろたえるようだ。
皆が使う何気ない習慣だからこそ効果がある。もしも「ただいま」の習慣があまり根付いていないのであれば、この機会に試してみてはいかがだろう。
不在時に電気を点ける
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合言葉を有効にするには、実際に家の中に誰かがいる存在を見せつけておく必要がある。晴れの日も雨の日も曇りの日も、どんな天候であろうとも 子どもが帰宅する家のリビング(外から見える部屋) の明かりは点けておいた方が無難である。帰ってきてから電気を点けていたのでは、中に誰もいないことを悟られてしまうからだ。
カーテンを閉めておく
照明を点けておく上で必要な準備として、カーテンを閉めておくことも有効だろう。晴れて太陽がさんさんと照る状況にも関わらず、照明の明かりが外から確認できるのは不自然である。逆に曇りや雨の日には、カーテンを閉めておかないと家の中が見えてしまう。天候と照明の関係を自然に保てる存在として、カーテンは閉め切った状態が私はいいように感じる。
カーテンの隙間から外を覗かせない
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閉め切ったカーテンの隙間から外を覗く行為は、何かを待っている時にする行為である。それが人を待っているのか、冬であれば雪を待っているのかは、その時々の状況で変わるはずだが、尾行してきた不審者や泥棒からすれば「やはり家の中にはお母さんやお父さんはいない。」と悟られかねない。無意識な行動のために、抑制することは難しいのかもしれないが、言い伝えるに越したことはない。
鍵を閉める
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帰宅後の施錠は意外と忘れがちである。「ただいま!」と帰って中に入ると、すぐに鍵を閉めることを念入りに教えた方がいいだろう。玄関を入ってすぐ目に付くところに「カギを閉める」というメモ書きを置いておくのも有効かもしれない。
子供を一人で留守番させるのは法的に問題ないのか
現在、日本の法律では、留守番について詳しく定められたものはない。適切な時期は、その子を一番知る親御さんが決めて構わないようだ。しかし、何かしらの事件事故が起こってから保護責任者遺棄罪や児童虐待防止法違反に問われる場合があることは忘れてはいけない。
子どもは心の成長速度にも個人差があり、幼稚園児でも意識的に行動ができる子もいれば、小学生でも少し不安を感じる子もいる。もしお友達の親御さんなどに、留守番をさせる年齢を相談するのであれば、それは参考程度に捉えた方がいいだろう。
そして、これだけは言いたい。いくら意識的な行動に長けたお子さんでも普段とは違う環境で い続けるのは非常に心細いものだ。一人で留守番をしたことのない子に突然留守番をさせるのであれば尚更である。どうしても留守番をさせなくてはならない状況も分かるが、お子さんの心を察することは呉々も忘れないであげてほしい。