マスターカードが必要になり色々と詮索していたところ、ちょうどAmazonクラシックカードにマスターのブランドが付帯していることを発見して新規契約をすることとなった。
条件付きで年会費無料のクレジットカードは山ほど存在するが、その中から このAmazonクラシックカードを選りすぐった一番の理由は、発行元が三井住友カードという点だ。VISAやマスターカードと言えば、私の中では三井住友カードの信頼が厚い。その信頼は会社本来の体質というよりはカードの品質で、何よりクレジットカードの耐久性が高く、使用頻度の多い私の使い方でも ICチップの読み込み不良や磁気破損を起こしたことがない唯一の会社となる。
Amazonマスターカードは三井住友カードが発行するクレジットカードとして、国際ブランドにはマスターが付帯しており、Amazon以外でもマスターカードのマークのあるお店で利用する事ができる。
ランクは2種類用意されており、スタンダードカードとして「Amazon マスターカード クラシック」、ハイクラスとしては「Amazon マスターカード ゴールド」から選ぶことができる。利用に応じて貯まるポイントは、Amazonのポイントとして貯まる仕組みで、スタンダードのクラシックでもAmazonでのお買い物はポイントが最大2倍、その他の利用も1倍のポイントが付与されるそうだ。
Amazonカードの利用明細はどこ
クレジットカードを利用するにあたり、最低限のマナーとして必要となるのは、使った物をきちんと払うことだろう。クレジットカード会社が立て替え払い(実際には約束) しているお金をシッカリと支払う。そこで重要となるのが利用明細や引き落とし額(総請求額) を知ることが大切となってくるのだが、AmazonカードはAmazonのサイトから利用明細を確認することができない。
明細やその他の情報、登録内容の変更など、クレジットカードの一切を確認操作するには、Amazonカードの発行元である三井住友カードの公式サイトから会員専用のVpassへアクセスする必要がある。
すでに別の三井住友カードを持っている場合
既に三井住友カードが発行するクレジットカードをお持ちで、尚且つ三井住友カードのVpassIDをお持ちの場合は、Amazonカードを新規契約した時点で現在お持ちのVpassIDへ紐付けされる仕組みがとられている。三井住友カードからカード発行のお知らせの他に、Vpassをお持ちではない方への案内メールが届いた辺りに、三井住友カードのVpassへ既存のIDでログインすると紐付けを完了する「おまとめログインサービス」の案内が表示されるはずだ。
Amazonカードを含めて、三井住友カードが発行をするクレジットカードを初めて所有する場合は、三井住友カードのサイトへアクセスをしてVpassへ新規登録をするようになる。
引き落とし日の変更はできる?
クレジットカードの利用では、1ヶ月分の支払いを一括で請求される事が基本だ。そこで必ず覚えておく必要のある単語として、「締め日」と「支払日」がある。
締め日とは、クレジットカードを利用した期間を区切る日のことで、例えば月初から月末までを1区切りとする場合は、末締めと表記されることが一般的だ。
支払日は、その名の通り支払いをする日のことで、口座から前月の締め日までに利用した金額が引き落とされる日のことを指す。あまり好ましい使い方とは言えないが、この支払日までに利用金額を預け入れしていれば、締め日に口座残高が足りなくても問題にはならない。
三井住友カードと言えば、締め日の変更(引き落とし日の変更) ができる事でも知られている。締め日は15日締めと月末締めから選択できることから、Amazonカードも15日締め(翌月10日支払い) に変更できる物と思い込んでいた。しかし、三井住友カードのサイトで支払日の変更を試みたところエラーが出て先に進むことはできず、サポートへ問い合わせを促す旨の表示がされた。
そこで三井住友カードへ問い合わせをしたところ、次のような回答をいただいた。
平素は弊社カードをご利用頂き誠にありがとうございます。
あいにく、Amazonクラシックカードは、お支払日が毎月「26日」の固定の為
10日にご変更して頂くことが出来ません。折角お問合わせ頂きましたところ、ご希望に沿えず申し訳ございません。
何卒ご了承頂きますようお願い申し上げます。今後とも弊社カードをご愛顧賜りますよう、宜しくお願い致します。
どうやらAmazonカードは、三井住友カードの発行するクレジットカードでありながら、15日締めに変更をすることが本当にできないようだ。「詳しくは(問い合わせ)」と記載されていたことから、「一度でもオーソリを通さない限り支払日の変更ができないのではないか」など、様々な憶測をたててお待ちしていたのに残念である。
先入観から起こった凡ミスと言ってしまえば終わる話だが、なんとも煮え切らない気持ちで一杯である。15日締めのマスターカードを希望する場合は、三井住友カードが発行するオリジナルカードや、その他15日締めを謳っているクレジットカードを選りすぐるようにしたい。
※三井住友カードへのリンクは、最善の安全を考慮して記載を控えさせていただくこととしました。ご不便をおかけしますが、Googleなどの検索サイトで「三井住友カード」を検索し、公式サイトをクリックするようにお願いいたします。