Appleは、11月に2020年で3度目となる発表イベントを行う。
本国時間で2020年11月10日(火) 、日本時間の2020年11月11日午前3時から開催される発表イベントは、オンラインによるストリーミング配信のみで行われる予定である。
2020年の発表イベントは、感染病の対策として、すべてオンラインのみで開催したApple。この傾向はしばらく続きそうで、今回もリアルタイムの開催ではなく、事前に収録されたものがストリーミング配信されるようだ。
目前に迫った11月の発表イベントでは、ARMベースのAppleシリコン(プロセッサ) を搭載した初のMacをお披露目する可能性が高い。
信頼できるリーカーの有没有搞措氏 (Twitter: @L0vetodream) は、13インチが2台発表されることを示唆するツイートを行っている。今回も必要最低限にまとめられたツイートは、「13インチ」という単語と、それが2つであること以外に触れてはいない。
直近の噂では、MacBook、MacBook Air、MacBook Proのいずれかが、2020年中に発表される可能性としてささやかれていた。
おそらく、MacBook ProとMacBook Airの13インチが登場するのではないだろうか。可能性を考えると、MacBookの発表も候補に挙げることは容易だが、ProとAirから始まるAppleシリコンMacの歴史が想像しやすいものとなっている。
なお、MacBook Proは、16インチのモデルも発表が控えていると噂されているが、2020年モデルとして登場することは可能性が低い。iMacに関しては、インテルの処理装置を搭載した最後のモデルが2020年モデルとして登場しているため、同年にAppleシリコン搭載Macとして再登場する可能性はセールスの観点から低いものとなっている。
搭載されるチップに関して、3タイプのMacノートに搭載されるチップは、おそらく次のようなものである。一番シンプルなスタイルとして登場するMacBookは、iPad Proに搭載が見込まれている8コアのA14Xチップを搭載し、MacBook AirやMacBook Proには、それよりも数段上の性能を誇るものが用意されている可能性が考えられる。
Appleは、処理装置(プロセッサ) を従来のIntel製からAppleシリコンへと、処理装置を順次切り替えていくと公言していた。その猶予は2年。
パフォーマンスの飛躍的向上と、それに伴う電力効率の向上を目指して登場するAppleシリコン搭載Macは、2020年モデルとして登場したiPad Air 4や、iPhone 12シリーズに搭載されたA14チップがベースになる見込みである。
従来の7nmプロセスを経て製造されていたチップよりも繊細な5nmを採用したA14チップは、小型のデバイスでさえも高次元の性能を備えている。
その性能は、Macに搭載されたときに、これまでに見たことのないような異次元の性能を見せる可能性がある。その理由は、冷却効率である。小型のデバイスでは、熱問題の関係で性能を落とす必要があるが、冷却に融通の利く大きなデバイスでは、その封印を解き放つことができるからだ。
iPad Air 4やiPhone 12シリーズに搭載された省電力モデルのA14チップ(6コア) でさえ、シングルコアの性能試験では 2020年モデルのiPad Pro(8コア) に勝る性能を見せた。
次期型となるiPad Proは、A14チップの高速処理版である8コアが搭載される見込みであり、MacBookにはそれ以上の性能を持たせたチップが搭載されることが見込まれている。
13 inch X 2
— 有没有搞措 (@L0vetodream)