Appleは、HomePod 15の開発者向けベータ版で、Apple Musicのロスレスオーディオをサポートした。対応デバイスは、HomePodとHomePod miniである。
6月からスタートしたApple Musicの高音質化には、AppleがDolby Atmosとロスレスオーディオの2種類を用意したが、対応状況は各デバイスでも異なり、HomePodについてはDolby Atmosのみの対応で高音質化がスタートした。
そのため、高音質化が開始されてからこれまでの間、HomePodは高音質の設定でDolby Atmosによる空間オーディオのみしか選択することができず、ロスレスオーディオを満喫したいユーザーは少々不満を抱いていた。
しかし、Appleは、サポートページに今後の対応状況を記載しており、HomePodは将来的にロスレスオーディオへの対応するとの記載がなされていた。今回の発見は、サポートページで公開されていた予定が具現化されたものとなる。
HomePod 15へのアップデートが一般ユーザーに正式リリースされる日程は今秋を予定しており、もうひとつの高音質がデバイスの設定に追加されるには、少々時間が必要のようだ。
なお、9to5Macによると、ベータ版をインストールできるユーザーは、ホーム設定を選択した後に、ユーザープロファイルをタップすることでロスレスオーディオを有効にすることが可能。
ただし、HomePodのベータ版などには現在異常が確認されてバージョンもあり、アップデートには注意が必要である。
異常とは、ベータ版や14.6をインストールして使用中のHomePodが故障するというもので、突然の故障、あるいは異常発熱が起こり故障するケースが報告されている。そのため、焦らず、秋までの数ヶ月間、待つことをお奨めしたい。