Appleが、近々発表すると噂の次期型AirPodsの写真がリークされた。
写真を公開したのは、オーディオに強い52audio。52audioは、AirPods発売前に写真を公開するなど、正確性には一定の定評がある。
今回公開された写真は、2021年モデルとして登場を見込む第3世代のAirPodsで、写真に収まる白いワイヤレスイヤホンとケースは、これまでにリークされた情報などと一致する部分があり、本物の可能性も高い。
イヤホン部分をよく見ていくと、左右を見分けるために用いられるLとRの文字が、現行のAirPods Proに刻印された部分に見当たらず、AirPods Proとは異なるかものが被写体として収められていることに気付く。
上部には、現行AirPods Proの装備と同様に、耳内部の圧力を解放する穴が設けられ、密閉型でありながら耳の内部の圧力は解放される仕組みが備わっている。なお、現行AirPods Proは、別の位置に解放が設けられている。
サイズ感に関しては、イヤホンの枝部分が少々長めに設計されているが、全体的には若干小型化が図られている。
バッテリーの性能は、約5時間、充電ケースと一緒に使用した場合、最長24時間の使用が可能となる。
販売価格は約150ドル、日本円に換算すると16,000円弱。2021年3月上旬にリリースされると予測されている。
最後になったが、注意したい点が複数箇所存在する。今回公開された写真は、52audioが偽物を掴まされている可能性も疑わなければならない。その理由は、拡大していくと見えてくる粗である。
実際に私が所有するAirPodsやAirPods Proを持ち出して確認を進めていくと、Appleの製品を模造したデバイス、あるいは試作初期の段階として作られた可能性が見えてくる。
まず気になる点は、ケースの本体部分に着地する蓋の隙間。実際手元にある本物のAirPodsやAirPods Proの隙間と比較をしたところ、現在リリースされているAirPodsのケースよりも隙間が大きい。光の反射から逆算して、照明の当て方を工夫したが、この陰影をつけるには蓋のヒンジ部分をあえて歪ませて、蓋のみをケースからずらさなければ同じような隙間(影) を作り出すことはできなかった。
また、バッテリーケースの充電ランプに関してもフラットには見えず、極々小さい値ではあるが若干突出しているように見える。実物のAirPodsは、ボディと面を合わせてフラットに仕上げられており、公開された写真のように、突出したようには写らない。そのほか、イヤホン部分の作りが雑に見える箇所が2箇所存在する。