Appleは2021年1月12日、iOS12.5.1を正式にリリースした。
このアップデートは、旧型のiPhoneを利用しているユーザーが対象で、アップデートにはCOVID-19の接触通知機能に関するバグ修正が盛り込まれている。
対象となるデバイスは、販売から一定期間が経過し、iOS 14へのアップグレードができない旧型のデバイスとなる。対象のデバイスは以下の通り。
- iPad Air
- iPad mini 2
- iPad mini 3
- iPhone 5s
- iPhone 6
- iPhone 6 Plus
- iPod touch 第6世代
デバイスのモデル名を調べるには、アイコンが並ぶホーム画面から歯車のアイコン(設定) を見るヶ手次の順番で開いていく。「設定 > 一般 > 情報」情報に表示されている「機種名」を確認する。
Appleのリリースノートでは、接触通知内でログ記録のプロファイルの言語が間違って表示されることがある問題が修正されていると記載されているが、具体的な内容は示されていない。
MacRumorsなど、海外のサイトを確認すると、国などがリリースしている接触感染アプリを介さずに、Appleのシステムのみで稼働している通知システムに関してバグ修正が行われた可能性はある。この通知システムは、特定の国で利用されているものであり、日本では接触感染アプリと関連付けを行わない限り使用することができない。
ただし、このアップデートを行っていないと、日本の接触感染アプリの機能にも影響が出る可能性も考えられる。対象のデバイスをお持ちの人は、速やかにアップデートすることをお奨めしたい。
また、周りに対象のデバイスを使用しているユーザーがいる場合には、アップデートがリリースされていることをお伝えいただければと思う。既に旧製品となっているためにアップデートの対象外だと思い込んでいる人や、そもそもアップデートの存在を知らない人も多いため、お困りの人へはお手を差し伸べるようにお願いしたい。
アップデートの確認とインストールは、「設定 > 一般 ソフトウェア・アップデート」から行う。
iOS 12.5.1リリースノート
このアップデートを適用すると、接触通知内でログ記録のプロファイルの言語が間違って表示されることがある問題が修正されます。
Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
Via: 9to5Mac