Appleは、MagSafeバッテリーパックを発売した。カラーはホワイトの1色のみで、非光沢の見た目は、iPhone用シリコーンケースと同様に、シリコンコーティングが施されているように見受けられる。
このバッテリーパックは、MagSafe充電に対応した2020年モデルのiPhone 12シリーズ、iPhone 12、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxに対応している。おそらく、今後2021年モデルとして登場の次期型iPhoneにも対応しているはずである。
バッテリーパックは、MagSafe充電器と同様に、磁力の力を用いてiPhoneの背面に張り付く構造をしており、面倒なケーブルの抜き差しをすることなく、充電が開始できる利便性を兼ね備えている。
内蔵するバッテリーは11.13kWの容量が搭載されており、これはiPhoneのバッテリーを部分的に充電することができる大きさとなる。
充電の出力は使い方次第で変わり、一般的な用途としてバッテリーパックのみをiPhoneに張り付けた場合、iPhoneを5Wのパワーで充電することが可能となる。
バッテリーパックにLightningケーブルを挿した状態でiPhoneに張り付けた場合は、MagSafe充電器と同様に最大15Wで充電が可能。
肝心なバッテリーパック自体の充電に関しては、20W以上の充電器に対応しており、Appleはその容量を持つ充電器とLightningケーブルの使用を推奨している。
また、バッテリーパックは逆充電に対応しており、iPhoneがLightningケーブルで充電されている状態で、iPhoneの背面にバッテリーパックを張り付けた場合、iPhoneはバッテリーパックを充電することが可能となる。
逆充電については使用用途に迷うかもしれないが、例えばMacとiPhoneをケーブルで接続してデータ転送をしている際に、バッテリーパックを充電することなどが想定される。
このアクセサリーを使用するには、iOS 14.7以降が動作しているiPhoneを使用する必要がある。
注意点として、充電時にiPhoneが高温になることがあり、その場合にはシステムが充電を80%以下にセーブし、デバイスが冷えたことが確認でき次第、充電が再開されて満充電までパワーを送り続けるようだ。