現在も旧モデルの位置付けで販売が継続中のApple Watch シリーズ3は、もうそろそろ潮時を迎えている可能性がある。
Appleは、同社の複数製品に対してシステムのアップデートを行い、Apple Watch 3のアップデートファイルの提供も開始した。しかし、このアップデートを実行する上で少々問題が発生している。
その問題とは、Apple Watchに最新版のwatchOSをインストールするには、Apple Watchに保存されているデータを一度すべて削除する必要が出てきたということ。
削除の対象となるデータには、もちろんユーザーのデータも含まれており、アップデートを施すことは、Apple Watchの内部データがまっさらの状態に戻ることを意味している。
原因は、Apple Watch 3の最大保存容量。Apple Watch 3 GPSモデルが内蔵しているストレージ容量は8GBのみで、最新版のwatchOSをインストールするには空き容量に余裕が少なすぎるのである。
そのため、Apple Watch 3に新しいwatchOSをインストールしようとすると、iPhoneとのペアリングは外れ、最終的にはApple Watch購入当時の状態に戻る。
もちろん復元機能実行することで、ユーザーのデータは元通りに復元することは可能だが、本来であれば復元などを必要としないアップデートに復元を使用しなければならないことは、打開策として用いられた苦肉の策としか思えない。
おそらく、Appleは、今後Apple Watch 3の販売を終了する。
もし現在、Apple Watch 3の購入を検討しているのであれば、最新モデルのApple Watch 6か、あるいはApple Watch SEの購入をお奨めしたい。
Via: MacRumors