Appleは、Apple TVの第6世代を発表した。
一見すると、新しくなったリモコンに新鮮みを感じるが、自動カラーバランス調整機能などを備えて、これまでのモデルよりも全体的にアップグレードが施されている。
処理装置には、A12 Bionicチップを採用。A12は、これまでのiPad Proに採用されたチップで、Xbox Oneと同等のパワフルさを持ち合わせている。
新しいリモコンSiri Remoteは、円形のジョグコントロールボタンを備えており、フリック操作によるジェスチャーも対応している。
新しいカラーバランス機能については、iPhoneの背面カメラを利用して、テレビの色合いを正確に設定する機能である。具体的には、カメラと近接センサーを利用して、テレビのカラーバランスを調整するもので、iPhoneの画面上にはガイドが表示される。
Apple TV本体の外観は、これまでのApple TVと変わらない。
Wi-Fi接続は、802.11ax Wi-Fi 6に対応し、スマートホーム家電向けに開発されたメッシュ通信規格Threadに対応している。なお、スレッド・ネットワーキング・テクノロジーのThreadに、Appleのデバイスで初めて対応したデバイスはHomePod miniである。
容量は、32GBと64GBの2種類。価格は21,800円(税込) から。注文は、4月30日から受付を開始し、発売は5月後半の予定である。