iMac Pro、一代で歴史に幕か「繋ぎとしての役目を終了」


Appleは、AppleオンラインストアのiMac Pro販売ページに「在庫がなくなり次第終了します。」との文言を射しこみ、世のAppleファンをザワつかせた。

iMac Pro、歴史に幕か「繋ぎとしての役目を終了」

現在、販売ページで購入できるiMac Proは、オプションとしてアップグレード項目を用意しておらず、単一モデルのみが販売されている状況である。

この件に関して、MacRumorsはAppleへの問い合わせを行い、事の真相を明らかにした。

販売ページの記載について、Appleの回答は、現在販売中のiMac Proは在庫がなくなり次第終了し、次回入荷の予定はない。紛れもなく、その販売を終了することを伝えた。

iMac Pro、「なくなり次第、販売終了」 / もしかして、ついに新型2021年モデル登場か
Appleは、既存のiMac Proの販売を終了する。 AppleオンラインストアのiMac Pro販売ページには、「在庫がなくなり次第終了します。」との文言が射し込まれた。

今回、販売を終了するiMac Proは、2017年に登場したモデルで、スタンダードモデルのiMacでは役不足の処理を担うマシンとして、プロ向けに発売された高性能Macだった。

iMac Pro、歴史に幕か「繋ぎとしての役目を終了」

このMacが登場した理由は、2013年に登場したMac Proから次期型のMac Pro登場までの繋ぎとして発売されたといわれており、拡張性を犠牲にしたモデルはProとしての機能を一部削ぎ落とした仕様だった。

iMac Pro登場後、2020年モデルとして登場したiMacのスタンダードモデルは、iMac Proにオプションとして用意されたナノテクスチャガラス(環境光に左右されにくいガラス) の選択も可能である。第10世代となるIntel i9プロセッサを搭載して向上した処理能力、最大128GBのメモリの選択オプションなど、iMac Proと遜色のない仕様で販売されている。

この比較を進めていくと、iMacの現行モデルとiMac Proの性能の違いは、搭載されるCPUの違いのみであり、わざわざiMac Proを購入する狙いは、その黒く輝くボディの美しさ以外に見当たらない。

Appleは、今後iMacにProモデルを復活させるのか、その辺り付いては言及していない。スタンダードモデルの飛躍的性能向上で役目を終えたProモデルは、もしかすると、このままフェードアウトしてゆく運命なのかもしれない。

なお、2020年モデルのiMacは、Intelを搭載した最後のモデルになる見込みで、2021年に登場のiMacには、爆速を見せつけたAppleシリコンが搭載されるといわれている。

2021年モデルのMacに搭載のAppleシリコンは、2020年モデルのM1チップを改良したモデルで、グラフィックスの性能を向上させたM1Xチップの搭載が可能性として浮上している。

2021年モデル、9月に発表か「MacBook Pro 14、MacBook Pro 16、iMac 27」 / M1X、プレサンプルの詳細が明らかに
Appleは、2021年モデルのMacとして、MacBook Pro 14、MacBook Pro 16、iMac 27の発売を行う可能性がある。 搭載される処理装置はAppleシリコンで、モデル名はM1Xチップ。CPU Monkeyに試作...
2021年 iMacは5色展開か / 低価格モデルを投入の可能性
Appleは、iMacに複数のカラーバリエーションを展開する可能性がある。 リーカーのJon Prosser氏(Twitter: @jon_prosser) は、YouTubeチャンネルのFRONT PAGE TECHで、2021年モデルと...
Subscribe
Notify of

0 Comments
Inline Feedbacks
View all comments
タカブロをフォローする
新着ツイートはタカブログ公式Twitterで: @TakaBlog24
書いてる人のTwitter: @Ethan2nd
0
コメントを見る / 書くx