Macで一部の外部ディスプレイを正しく認識しない不良が出ているようだ。
対象となるMacは、macOS BigSur 11.1がインストールされているデバイスで、11.2にアップデートを行ったとしても症状は改善されず、むしろ悪化したとの声が上がっている。
MacRumorsは、このトラブルを抱えるMacユーザーは、MacBook Pro 16を使用しているが、同様の問題を抱えるMacはほかにもあると伝えている。
SNSなどを探っていくと、トラブルを抱えている大半のMacは、M1チップを搭載したモデル。つまり2020年モデルのMacBook Pro、MacBook Air、Mac miniに同様の症状が見られる。
問題が出ている接続は、USB-Cで接続された一部の外部ディスプレイ。HDMIで接続されたディスプレイは影響を受けない。
トラブルの事例は、Macが起動しているにも関わらず、ディスプレイがブラックアウトした状態で表示されなかったり、4K60Hzで表示されるはずが、30Hzのクロック数で認識をしたりする。また、4KのディスプレイがフルHDとして認識されるケースもあるようだ。
そして、このトラブルはディスプレイの接続不良に留まらない。それは、外部ディスクの接続不良である。6個のカーネルパニックが発生し、OWC Thunderblade(外付けSSD) が接続できないといった事例が発せられている。
現時点で、Appleは、この問題に対してコメントをしていない。
しかし、11.2のベータ版がリリースされた際に、USB-C接続に関する問題は議論されていることから、数週間以内にバグの修正が盛り込まれる可能性は高い。



Warning – Big Sur 11.2 update is breaking USB-C ports for many. I have lost my second monitor and can only use HDMI now. Apple support had no fix, so I guess I’ll wait on 11.3 to fix the 11.2 update which was supposed to fix external monitor issues.. @Apple @verge @AppleSupport
— Jason Sedlaczek (@jasonsed)