Appleは2021年1月27日、iOS 14.4を正式にリリースした。
iOS 14.4では、これまでよりも小さなQRコードの認識や、Bluetoothで接続されたデバイスに種類オプションが用意され、音声通知の送信先ヘッドフォンを正しく識別する設定が盛り込まれた。
また、iPhone 12シリーズについて、カメラユニットがApple純正ではない場合、またはAppleで修理されたものでない場合に、それを知らせる警告が追加されている。
バグの修正では、iPhone 12 Proで撮影した写真の一部が正しく表示されない問題や、キーボードが途中で反応しなくなる問題など、多くの修正が行われている。
アップデートの方法は、「設定 > 一般 > ソフトウェア・アップデート」。
iOS 14.4、まもなくリリース / 一部のiPhoneユーザーには改悪な追加機能も
Appleは、次期iOSのリリース候補版を公開した。 この候補版は、正式版が公開される前の最終確認用で、候補版の公開は、一般に向けて正式版の提供を目前に控えていることを意味している。
ダウンロードからインストール完了までに要した時間は14分だった。なお、この結果は、iPhoneの種類やダウンロード時間など、様々な要因で変動する場合がある。
iOS 14.4リリースノート
iOS 14.4には、iPhone用の以下の機能改善が含まれます:
- より小さなQRコードを認識可能
- “設定”でBluetoothデバイスの種類を分類するオプションにより、音声通知の送信先のヘッドフォンを正しく識別
- iPhone12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、およびiPhone 12 ProMaxのカメラが新しい正規のApple製カメラとして確認できない場合に通知
このリリースには、以下の問題の修正も含まれます:
- iPhone 12 Proで撮影したHDR写真に画像のアーティファクトが現れることがある問題
- “フィットネス”ウィジェットに最新のアクティビティデータが表示されないことがある問題
- タイプ入力の反応が遅くなる場合や、単語の候補がキーボードに表示されない場合がある問題
- “メッセージ”で正しい言語のキーボードが呼び出されないことがある問題
- “アクセシビリティ”でスイッチコントロールを有効にすると、ロック画面から電話に応答できなくなる場合がある問題
Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/kb/HT201222