Appleは、AirPods Maxの充電とバッテリーに関して、サポートページを公開した。
サポートページでは、充電ケーブルを射し込む位置など、基本的な使用方法から始まり、最終的には付属のスマートケースがどのように機能するかについて、真に迫る内容である。
このサポートを確認する限りでは、AirPods Maxを毎日使用するユーザーにとって、スマートケースは単に“保護” を目的として装着する以外の用途はあまり感じられない。
それが指す部分は、バッテリー温存制御の時間である。
電源ボタンを有さないAirPods Maxは、使用がないときに自動で低電力モードへ切り替わる機能が備えられている。低電力モードで、しばらく使用がないことを感知すると、さらに電力の消費を抑えた低電力モードへ移行される。この低電力モードでは、Bluetooth通信機能とデバイスを検索する機能が停止する。
こうしたバッテリーの温存制御は、基本的に自動で行われているが、スマートケースにはバッテリーの消費を抑える制御に働きかける作用が与えられており、AirPods Maxをケースに収納すると即座に低電力モードへ切り替わる。
ケースの装着は、連続待機時間を幾分長く保つことが可能である。こう考えるユーザーは多いのではないだろうか。
しかし、公開された情報では、実際に我々が期待するような制御ではなく、長期間放置することを考えた制御のようだ。
Appleが公開した情報によると、スマートケースを装着せずにAirPods Maxを机などに置いた場合、AirPods Maxは5分後に低電力に切り替わり、その状態が72時間続くと超低電力モードに切り替わる。
では、スマートケースを装着した場合の制御はというと、装着後すぐに低電力モードに切り替わり、18時間後に超低電力モードに切り替わる。
Appleのデバイスを大切に使用するユーザーは多い。ケースに入れて持ち歩くことは、保護という面では非常に有効ではあるが、バッテリーの持ちを考慮してケースにしまうことを考えているユーザーは、用途に合わせて考えを改めた方がいいかもしれない。