Appleが2021年モデルとして開発を進めるiPad Proは、次世代のフラッグシップモデルとして5Gネットワークをサポートする可能性がある。
DigiTimesは、ミリ波を利用した5Gネットワークに対応したデバイスとして、Appleの次世代ハイエンドiPadが追加されると伝えている。つまり、2021年モデルのiPad Proである。
2021年モデルのiPad Proは、2020年モデルとして登場したiPad Air 4の上を行く高性能として、様々な改良が加えられて登場する見込みである。
現状で見込まれている新たな仕様は、バックライトにMini LEDを採用したディスプレイがされることや、処理装置にAppleシリコンのA14Xチップが使用されること、そして今回新たに加わったミリ波を利用した5Gネットワークへの対応である。
5Gネットワークは、ミリ波とサブ6という2種類の電波が用意されており、両者は特性が異なる。ミリ波は、通信速度がサブ6よりも速い代わりに、電波の指向性が強く、遠くまで電波を届けることができない。サブ6は、お察しの通りミリ波の逆で、遠方まで届く電波ではあるが、通信速度ではミリ波に負けるものとなる。
ちなみに、iPhone 12シリーズは、すべて5Gネットワークに対応しているが、国ごとに適応した電波が異なり、アメリカを除く地域で販売されているiPhoneはサブ6に対応したモデルとなる。
もし、2021年モデルのiPad Proが世界共通でミリ波に対応するのであれば、日本の通信環境下ではiPhone 12シリーズよりも高速な通信が可能になることは間違いない。
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