Appleが9月15日に発表し、先日発売されたばかりのApple Watch 6。もうそろそろ手元に届いた人も多いのではないだろうか。オーダー内容によっては若干トラブルが起きているが、なにも問題なく使えている人にとっては毎日が充実しているにことだろう。
そんなApple Watch 6は、シンプルで洗練されたデザインながらも結構な高額で販売されており、一体どこにお金が使われているのかと、中身が気になったことはないだろうか。そんな悩みを解消すべく、既にApple Watch 6を解体した人がいる。
分解でお馴染みのiFixitは、今月発売されたばかりのApple Watch 6を早速分解し、その中身を惜しげもなく公開した。
今回メインで分解したものは、Apple Watch 6 44mm セルラーモデルとのこと。
外装面では先代のApple Watch 5との違いをあまり感じられないが、公開された内部の画像では多くの変更点を見つけることができる。
搭載されるバッテリーに関しても前モデルのApple Watch 5とは異なるものが採用されている。Apple Watch 6には、以前紹介した韓国の認証局を通過したものが内蔵されており、容量は44mmモデルで1.17Wh。これは303mAhの容量を持つもので、シリーズ5の296mAhバッテリーよりも若干大きくなっている。
バッテリーをシリーズ5とシリーズ6で比較すると、44mmが3.5%大きくなり、40mmが8.5%大きいものになっている。
この変更は、新たに導入された血中酸素濃度をモニタリングするためのセンサーが追加されていることや、その他のバージョンアップにより消費電力が増したことによるものとなる。
ディスプレイからはForce Touchが省かれていて、コネクタ周辺がシンプルになっていることが確認できる。Force Touchは、日本語でいうと感圧タッチで、画面に触れた指の圧力を認識するセンサーとして内蔵されていた。
Watch 6の分解で、iFixitは画面のコネクタなどの面を考慮すると、分解の過程が以前のものよりも簡単にできることを伝えている。これは画面やバッテリーの修理が容易になることを示唆している。しかし、Apple Watchを動かすApple S6チップなど、中には精密なハンダ付けで固定されているものもあり、そうしたものは取り外しに困難を極める可能性がある。