Ankerは、最大85Wの電力をMacへ出力できるUSB-Cハブをリリースした。
MacBook Proなど、Macノートへはできる限り少ないケーブルのみを挿して使いたいというユーザーにとってはありがたい仕様のハブとなる。
デザイン面ではパッとしない雰囲気を持ち合わせているが、よく見てみると、角を落として丸みをつけた設計は、バッグで持ち運ぶ際に、ほかのデバイスへ攻撃を仕掛けることも少なそうで好印象だ。
ポートは、ハブへ電力を供給するUSB-Cポートが1つ、USB-C3.1Gen2が1つ、USB-A3.1Gen2が2つ、HDMIが1つ、Ethernetポートが1つ、SDカードとmicroSDカードが各1つ設けられている。
Anker PowerExpand 8-in-1 USB-C PD 10Gbps データ ハブ自体への入力電力は最大100Wとなるが、ハブからMacへの出力は最大85Wとなる点に注意したい。残りの15Wは、ハブ自体の給電に使用されている。
電力を供給できるPD(パワーデリバリー) は、MacなどUSB-Cで接続したパソコンのみであり、各ポートへ接続したデバイスへデリバリーを行うことはできない (スマホなどへのパススルー充電に非対応)。
従来のUSB3.0よりも2倍も早い10Gbpsを誇る転送速度は、以前からある長方形のUSB-Aポートと、細長い丸型をしたUSB-Cポートから恩恵を受けることができる。
4K出力対応のポートはHDMIポートへの接続であり、Mac側の接続先が対応していれば60Hzの高画質出力にも対応している。新しいMacは大抵大丈夫だとは思うが、外部ディスプレイもハブからの分岐を考えているのであれば一度確認をした方がよさそうだ。
ディスプレイなど長時間使い続けるものは結構な高負荷となるため、できればMacに直挿しをお奨めしたい。